2025/11/4
薬剤師(薬学博士)の一宮市議会議員の中村かずひとです。
高血圧の方では、夏と冬の血圧差が10mmHg程度ある方が多いです。寒くなると、血管の収縮、塩分の多い食事、運動不足などから血圧が上がりやすいためです。
特に、暖かい部屋から寒い浴室への移動など、急激な温度変化は血圧の急変動を招き、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。
今回は、血圧と室温の関係についてお話しします。

■室温が1℃下がると血圧は
気温が低いと血圧が上昇することは知られているが、室温の影響についてはまだ十分な研究がなされていません。
静岡社会健康医学大学院大学のしずおか研究において、家庭での室温と朝・夕の血圧を調べ、その関連が報告されました。
室温が1℃下がると、朝の収縮期血圧は0.86mmHg上昇(拡張期血圧は0.34mmHg上昇)し、夕方の収縮期血圧は0.72mmHg上昇(拡張期血圧は0.32mmHg上昇)したとのこと。
室温によって、血圧の変動があるため、日常生活における室温管理が大切です。

■予防するためには
収縮期血圧が20mmHg上昇(拡張期血圧が10mmHg上昇)すると心血管による死亡リスクが2倍となると言われています。
日常生活における血圧上昇の対策として、部屋を暖かく保つことや塩分を控えること、適度な運動を心がけることが重要です。
室温については、朝方の高血圧(モーニングサージ)をきたすことになるため、朝方に室内を温めることが必要です。
エアコンや床暖房などのタイマーがある方は起床時間にあわせてスイッチをオンするように設定することをオススメします。
塩分については、1日あたり1gの減塩により血圧が1mmHg下がると言われています。
運動については、ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動を週3日以上、1日合計30分以上行うことが目安となります。
寒い時季も生活に気をつけ、血圧の管理をして、健康にお過ごし下さい。
室温が1℃下がると、朝の収縮期血圧は0.86mmHg上昇(拡張期血圧は0.34mmHg上昇)し、夕方の収縮期血圧は0.72mmHg上昇(拡張期血圧は0.32mmHg上昇)したとのこと。
室温によって、血圧の変動があるため、日常生活における室温管理が大切です。

◎過去の健康に関わる話題
★インフルエンザや風邪 冬に流行る理由は?(令和7年1月6日)★
★紫外線に注意!貼り薬で光線過敏症?(令和6年5月13日)★
★口の健康 気をつけよう/口内炎と口腔がん(令和5年12月26日)★
★季節の変わり目 血圧の変動に注意を(令和4年11月23日)★
★時間帯ごとで違う?!「散歩」の効果(令和4年10月10日)★
★体の片側に痛み? 帯状疱疹を疑って!(令和4年6月9日)★
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>中村 かずひと (ナカムラ カズヒト)>血圧と室温の関係は?