2025/2/7
薬剤師(薬学博士)の一宮市議会議員の中村かずひとです。
花粉症の時期になると「マスクを長時間していると、マスクが臭うことで自分の口臭に気づいた」と言って口臭のため受診する方もいるそうです。また、あまり良いとはいえない臭いが付着したマスクを前に、「もしかしたら…、私は口臭で周りの人に迷惑をかけているのかもしれない」と思った方もいると思います。花粉症による口の渇きと口臭とについて紹介します。

■花粉症の時、口が渇く
花粉症の症状の1つに鼻づまりがありますが、鼻がつまると息がしにくくなるために、口でも呼吸を助けるようになります。これを口呼吸といいますが、口で息をしていると、とても口の中が渇きやすくなります。それは口の中の唾液が乾燥してしまうからです。
また、口の中から唾液が無くなると、口臭が起こりやすくなるのです。また、花粉症の症状を和らげるための薬をはじめとする薬でも、口の中が渇きやすくなることがあります。
■口の乾きと口臭
会話をしたり、咳やくしゃみをしたりすると、唾液の成分が口の外に飛び出してしまいます。つまり、マスクに付着した臭いの正体は、唾液成分が呼気で暖められて液体成分が蒸発し、口の中の細菌や、細菌が作り出した臭い成分だけが残ってしまったものです。唾液にはむし歯や歯周病の原因となる菌をはじめ、多くの種類の菌がたくさん含まれているので、唾液そのものが乾燥すると、その成分
だけが濃縮されて臭いのもとになります。しかしながら、マスクの臭い=周囲を困らせるひどい口臭という訳ではないので、ご安心を。
しかし、口の中が乾くと、自分自身を不快にさせ、むし歯や歯周病のリスクが高まります。これらを抑え、口の中の細菌そのものをできるだけ減らすためにも、花粉症対策が大切です。
■花粉症対策
花粉症への対策として、一番有効なのは花粉に接しないことです。基本的なことではありますが、マスクの着用や、ウールや化学繊維などの花粉が残りやすい衣服を避けることが主な対策となります。
その他、口腔から花粉を取り入れない対策としては、日々の口腔ケアとともに、タイミングよくブクブクうがいを行うことが重要。外出から帰宅した際や、庭やバルコニーに出た後などのタイミングで、20~30秒間のブクブクうがいを行うと良いでしょう。また、アルコール成分は口腔粘膜を乾燥させる原因となりますので、うがいでは避けた方が良いでしょう。

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