2024/5/13
薬剤師(薬学博士)の一宮市議会議員の中村かずひとです。
貼り薬を使っていて、「かぶれた」という経験はありませんか?薬剤または貼り薬の素材が体質に合わなかったという場合もありますが、それ以外でおこるかぶれの原因として、光線過敏症もあります。日差しがキツくなる季節ですので、今回は、光線過敏症についてご紹介します。

■光線過敏症とは
簡単に言うとひどい日焼けのようなもので、貼り薬を使っていた部分に紫外線があたることでおこる皮膚炎のことです。症状としては、赤くなったり、痒みが出たり、水ぶくれができたり、ひどくなると全身に広がることもあります。通常のかぶれ(接触性皮膚炎)とは異なり、紫外線にあたらなければ症状は起きず、大部分が紫外線量の多い5月~8月に発現しています。
消炎鎮痛成分のケトプロフェンが含有されている貼り薬はこの光線過敏症をおこしやすいそうです。また、貼り薬だけでなく、抗生物質や抗てんかん剤などの内服薬でも光線過敏症の副作用が報告されています。

■光線過敏症の予防は
貼り薬による光線過敏症を予防するには、紫外線を通しにくい長そでや長ズボン・サポーターで覆い、直接貼付部分に紫外線が当たらないようにすることが大切です。
貼り薬を使っている間だけでなく、剥がしてからも皮膚にその成分が残るので、4週間は紫外線を避けましょう。サンスクリーン剤でカバーするのもよいでしょう。
もし、症状が出てしまったら、貼り薬の使用を中止し、受診しましょう。治療としては、ステロイドの塗り薬や抗アレルギー剤を使用します。症状が消えてからも、衣服やサポーターなどで紫外線から皮膚を守るようにして下さい。数か月経っていても場合によっては、紫外線にあたると症状が再び現れることがありますので注意が必要です。
光線過敏症は、通常の接触性皮膚炎とは異なり、光に当てなければ症状は起きません。紫外線に当てないことで予防できる副作用ですので、面倒と思わず、使用方法を守って効果的に貼り薬を使用しましょう。

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ホーム>政党・政治家>中村 かずひと (ナカムラ カズヒト)>紫外線に注意!貼り薬で光線過敏症?