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2025年1月31日に公開された動画のテーマは、千代田区長選です。
元参議院議員の音喜多駿氏をお迎えして、2月2日が投開票の千代田区長選の注目ポイントについて語っていただきました。
【このトピックのポイント】
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千代田区長選挙は、東京青年会議所、ReHacQ、ABEMAなどでネット討論会が開催されました。
MC山本期日前氏「一つの区長選で3つの討論会ってすごい異常な事態だと思います。なんでこんなに注目されているのでしょうか?」
音喜多氏は、昨年から政治関連の動画の再生回数が増えるようになり「完全に政治でエコノミーが回り始める経済圏ができた」と言及します。
また「千代田区長選挙がどうというよりは、選挙自体が面白い」と動画の視聴回数が増えるようになり、東京都内で他とは時期がずれて単独で行われる選挙なので千代田区長選の注目が高まっているという考えを示しました。
MC山本「千代田区長選挙の結果が、全国に影響を与えることはあるのでしょうか?」
音喜多氏「僕はそんなに大きくないんじゃないかなと思います」
「永田町の感覚では、今回も現職が固い」と音喜多氏。そのため、この勝敗が何かにつながるというよりは「盤石に現職が勝つ選挙だと業界人はみんな思ってる」とコメント。
一方、千代田区長選に立候補している佐藤沙織里氏は、YouTubeに30万人弱の登録者がいます。また、先週、投開票の川越市長選では与野党が相乗りした候補者が落選しました。
音喜多氏「佐藤さんの爆発力がどこまで来るのかわからない。川越もそうですし。そういう番狂わせが起きれば、政界に激震が走るかもしれない!」とコメントしました。
では、候補者1人ずつに触れていきたいと思います。
なお、スライドの写真がない方は、選挙ドットコムに写真が掲載されていないことが理由です(掲載料は無料。登録はこちらのフォームよりお送りください)。
千代田区長選候補者(届け出順)
・さとうさおり氏
・ひぐちたかあき氏
・黒川あつひこ氏
・はまもりかおり氏
・しんどう伸夫氏
目次
MC山本「佐藤さんは『千代田を、減税特区に。』という公約を掲げています。なぜ、今、減税ブームが巻き起こっているのでしょうか?」
音喜多氏「現役世代の負担が限界にきている」
給料から税金の天引きが多いため手取りが少なくなっている一方、政治不信も高まっています。集めた金の分配がまともにされないなら、最初から取らないでくれという有権者が確実に増えていると音喜多氏は解説します。
また「政治不信と減税運動というのは表裏一体」であり、政府に信頼がないと気持ちよく納税はできないため、今は政府や政治への信頼が地に落ちているのではないかと音喜多氏は分析しました。
MC山本「千代田区で減税は可能なのでしょうか?」
音喜多氏「財政的には十分可能だと思います」
名古屋市長選で、減税を公約に掲げた候補者が当選したケースもあり「(千代田区には)そこそこ納税額が高い方も多いので、減税というメッセージは響きやすいんじゃないかな」とコメントしました。
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現千代田区長の樋口氏は、今回は物価高対策をキャッチフレーズにしています。
樋口氏は町会や業界などと密なコミュニケーションを取っている印象ですが、町会などの組織に入っていない方の意見が全然届いていないということが指摘されていると音喜多氏。
音喜多氏「区長は、そこをどのようにまとめていくのかという調整能力が問われていくのではないか」
MC山本「オムツのサブスクなどの実績をあげていますが、どれくらいの反響があるのでしょうか?」
音喜多氏は、千代田区内で「区長ありがとう」という声はあまり聞いたことはないと話します。一方、小池都知事には「さすが百合子!」という声を聞くことも。インパクトはなくても、オムツのサブスクもあれば区民は嬉しいので、一定程度は響いているんだろうなと語りました。
MC山本「小池都知事が初日に応援演説に入ってなかったのが気になりました」
音喜多氏「単純に勝てると思っている」
逆に、後半で小池都知事が応援に入ることがあれば、苦戦している目安にもなると音喜多氏は語りました。
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黒川氏は、昨年、衆院選の東京15区補選で他の候補者の選挙妨害で逮捕され、現在は保釈中です。今回は、この政治団体Qを広めていくことを目的としています。
先日のReHacQでの討論会で佐藤沙織里氏に強い口調で迫るシーンを見た音喜多氏は「あんまり性格は変わってない、風雲児だな」とコメント。
MC山本「保釈中だと抑えがきくとかそういうわけではない?」
音喜多氏「気にされない方は気にしないんじゃないかなという気がします」
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浜森氏は、千代田区議を辞職して区長に立候補しました。
都民ファーストの会で小池都知事の側近だった小島敏郎氏や元都議の木村基成氏などが浜森氏を応援しています。
「浜森さんがある意味『反小池票』というか、今の区長路線に対して、一番アンチテーゼを投げている」と音喜多氏はコメント。
また、元千代田区議会議員応援団として、元自民や元民主の議員も浜森氏を応援しています。
MC山本「こういうムーブメントみたいなものが千代田区にあるのでしょうか?」
音喜多氏「現在の区長の路線に反発している人いるということ」
再開発も含めて今の路線は自分達がやってきた路線とは違うという方々が結集して、軌道修正をはかっているのではないかと音喜多氏は述べました。
昨年は、千代田区で官製談合事件が発覚し、千代田区の自民党の区議が逮捕されました。
その自民党の応援を受けている樋口区長は良くない。慣れあいをしていたら、談合は断絶できないというメッセージを浜森氏は訴えています。
音喜多氏「新しい区長でも、現職区長が2期目でも、徹底的に洗い出してほしいですね」
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新藤氏は、ベーシックインカムで一人月に31万円支給という公約を掲げています。
MC山本「区民税廃止を訴えています。実現性はありますか?」
音喜多氏「僕は不可能だと思います」
地方自治体には通貨発行権がなく、財源がなくなったら補填できないため、区民税の廃止は不可能だという考えを示しました。
また、ベーシックインカム月31万の支給は「財源は絶対もたない。どこからお金を生みだすのだろう」と疑問を投げかけます。
一方、ビットコインなどを備蓄するという政策は「面白い」と音喜多氏。
日本円ではなく、ビットコインで基金を作ったり、ビットコイン予備費を積む取り組みを地方自治体でやるなら、面白いんじゃないかなとコメントしました。
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MC山本「千代田区は、圧倒的に自民が強いという感じなのでしょうか?」
千代田区は昔から住んでいる方々も多く「千代田ムラ」と呼ばれることも。
東京のど真ん中だから先進的かと思いきや、古くから住んでる方も意外と多く、その方々は、裏金問題が起きようが多少の不祥事が起きようが自民党を応援してると音喜多氏は解説しました。
MC山本氏「『千代田ムラ』ってどこあたりの地域になりますか?」
例えば、一番町、二番町などがある番町地域。新しいマンションも建っていますが、昔から住んでいる方も多い地区です。また、神田地区にも昔から住んでいる方が多くいます。
音喜多氏は「僕はいろんな選挙をやってきましたけど、千代田区ほどポスターが貼れないところはない。もう自民党だけ」と苦笑しました。
また、千代田区は住民に会うのに苦労すると音喜多氏。
千代田区にはいろいろな駅がありますが、通勤や通学で通っている方が圧倒的に多く、朝チラシを配るために駅に立つのは意味がないと話す区議会議員の方もいます。
タワーマンションではセキュリティ対策でポスティングができず、新聞は若い人は購読していないため「タワマンの下のスーパーの前が一番(住民に)会えた」と音喜多氏は振り返りました。
選挙ドットコムでは、2月2日(日)に千代田区長選挙の開票生配信を行う予定です。
千代田区長選挙に注目していきましょう!
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