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2022年4月26日に公開された動画のテーマは……山本太郎氏の参院選立候補はどの選挙区から!?
れいわ新選組の山本太郎氏はどの選挙区から立候補するのか、選挙プランナーの大濱崎氏が予想します!
【このトピックのポイント】
・山本氏は「政治の暴走阻止」を理由に参院選立候補を決意
・山本氏の立候補は改選数4・欠員1の神奈川選挙区が有力か
・情勢次第で東京選挙区立候補の可能性も?
4月15日に衆議院議員辞職と夏の参院選への立候補を発表し、政界に波紋を広げた山本太郎氏。
その理由については、「参院選後3年間国政選挙がないことによる、政治の暴走を阻止するため」としています。
一方で、これまでの岸田政権の働きを見ているとそこまで暴走するようには感じられないという見方もあり、山本氏の考えについては納得しかねる部分もあるとの声も。
今回の辞職、そして政権への見方の可否については、参院選で有権者が判断することになりそうです。
山本氏は選挙区から立候補すると明言しており、無党派層の票をいかに積み上げるかが勝敗の分かれ目となります。
そのため、無党派層の多い都市部の選挙区から立候補すると考えられますが、「すでに(れいわ新選組が)候補者を立てた選挙区では立候補しない」と述べており、東京・大阪・埼玉での立候補の可能性は低いと考えられます。
これまでの山本氏の「選挙区から立候補する」「すでに候補者のいる選挙区での立候補はなし」という発言から、現在立候補が考えられる選挙区は神奈川・千葉・兵庫などが考えられます。
神奈川選挙区は改選数4と複数人区の中でも議席が多く、さらに今回欠員が1発生しているため、5つの枠を争う選挙区となります。
顔ぶれとしては、自民党からは現職の三原氏と元職の浅尾氏の2名、公明党からは現職の三浦氏の立候補が予想されており、この3名は当選圏内。
さらに、日本維新の会からは元神奈川県知事で元参議院議員の松沢氏の立候補が予想されます。
松沢氏は。直近の横浜市長選挙ではそれほど票を獲得できなかった印象もありますが、もともとは川崎市出身ということもあり、かなり善戦したといえます。
ここに勢力を伸ばしている日本維新の会の看板を背負うことで、4枠目の強力な候補といえるかもしれません。
残りの欠員枠に関しては、立憲新人の2名、そして前回・前々回の参院選で5着だった共産党の争いになることが予想されます。
山本氏が神奈川選挙区で立候補する場合、欠員枠を狙う野党陣営、あるいは当選圏内の候補者を越えて当選できるのかどうかというのがポイントとなりそうです。
改選数3の千葉選挙区。
2019年の参院選では自民から2人、立憲から1人当選しています。
国民民主党や共産党も候補者を立てることが予想されており、かなりの混戦が予想されます。
欠員含め5つの枠を争う神奈川と比べると、ここでれいわ新選組が当選を勝ちとるのはかなり難しくなりそうです。
共産党が候補者を下げることがあれば、れいわ新選組の当選の可能性も見えてきますが、比例票を考えれば共産党も候補者を出したいところ。
千葉選挙区での立候補はハードルが高そうです。
兵庫選挙区も千葉同様、改選数3の選挙区です。
ここは自民・公明と立憲、そして近畿圏で強い維新が議席を争っている状況であり、山本氏が立候補しても苦しい戦いになるかもしれません。
神奈川、千葉、兵庫の3つの選挙区で山本氏の立候補の可能性を検討しましたが、3つの選挙区の中では神奈川選挙区が有力と言えそうです。
一方で、山本氏がこれまでの発言をひっくり返し、全く違う選挙区から立候補する可能性も十分に考えられます。
これまでも、れいわ新選組は情勢を見極めてから立候補を決める、短期決戦型の選挙戦を行ってきました。
今は存在感をアピールしつつ、直前に選挙区を決める流れになるのではないでしょうか。
その点では、東京選挙区での立候補の可能性も残されており、今後の動向が注目されるところです。
選挙プランナー・大濱崎氏が選挙区の情勢とれいわの戦略から山本氏の立候補を大予想!
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