2021年10月19日に衆議院議員総選挙が公示され、10月31日に投開票が行われます。
「不在者投票」という投票方法をご存知でしょうか?
出張で選挙に行けない場合など、選挙期間に別の場所に滞在している場合などは不在者投票という方法で投票できます。
不在者投票は手続きが面倒、わかりにくいと思われがちで、そのイメージから投票を諦めてしまう人もいらっしゃいますが、遠くの土地からでも選挙権を行使するための貴重な制度です。
本記事では、不在者投票の手順を3つのステップに分けて説明します。
不在者投票は選挙期間中に別の場所に滞在しており、開票までに投票ができない人が対象です。
例えば、以下のようなケースが当てはまります。
不在者投票は通常の選挙と比べると必要になる作業が複数ありますが、1つ1つは難しくありません。この記事を読めば初めての不在者投票でも安心して進めることができます。
不在者投票は自宅に届く投票用紙だけでは行うことができません。
はじめに必要な作業は、不在者投票に必要な「不在者投票誓約書(兼請求書)」(以下請求書)を入手することです。
請求書は各地の選挙管理委員会のホームページで手に入れたり、選挙管理委員会に直接依頼して郵送等で手に入れたりすることができます。
請求書には投票に行けない理由・現在滞在している住所・元々住んでいる住所等を記入します。
記入が終わったら、選挙管理委員会に郵送します。
選挙管理委員会で請求書が受理されるまでは数日かかりますので、早めの郵送がおすすめです。
請求書が受理されるとお住まいの地区の選挙管理委員会から投票用紙などが入った封筒が届きます。
受け取るときには、本人確認が必要になります。すぐに受け取れなかった場合は不在連絡票に従って郵便局などで受け取ります。
投票用紙を受け取ることができたら、現在の滞在している地域の不在者投票所で投票します。
不在者投票はその地域の選挙管理委員会で指定されているため、事前に確認しておきましょう。
なお、不在者投票された投票用紙は本来の地域の選挙管理委員会へ郵送されるため、開票までに届かなければ棄権扱いとなってしまいます。
投票日の5日前くらいには投票できるように準備しておく必要があります。
不在者投票では請求書の郵送と投票券の発送という2回の郵送手続きがあるため、時間に余裕を持って手続きを進めましょう。
不在者投票は選挙期間中に別の場所に滞在しており、開票までに投票ができない人が対象です。
手順は3STEPでOKです。
不在者投票の手続き自体は簡単ですが、「不在者投票誓約書(兼請求書)」の記入や選挙管理委員会への郵送と投票用紙の発送など投票が終わるまでに時間がかかります。
選挙が決まってから不在者投票が必要だとわかったら、早めに手続きを進めていくのがおすすめです。
【関連】自分の選挙区がどこか分からない人へ:郵便番号で一発検索できます!【衆院選2021】
【関連】【衆院選2021】小選挙区と比例代表とは?衆議院議員選挙の仕組み・投票方法まとめ
【関連】【期日前投票】当日に選挙に行けないときの投票方法【衆院選2021】
【関連】【在外投票】外国から日本の選挙に投票する方法【衆院選2021】
【関連】新型コロナでも選挙で投票できる!特例郵便投票とは?【衆院選2021】
(執筆協力:佐々木ダイスケ)
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします
My選挙
あなたの選挙区はどこですか? 会員登録をしてもっと楽しく、便利に。
話題のキーワード