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泡沫候補と言われるも、精力的に活動。無所属鈴木たつお編|最年少区議の選挙現場レポート

2016/7/7

伊藤 陽平

伊藤 陽平

これまで、主要政党に所属されていない候補を中心に、
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といった取材を行なってきましたが、今回は、無所属で東京選挙区に立候補されている鈴木たつお候補にインタビューを行いました。

1_small今回の選挙では、「労働者の力で社会に革命を」というキャッチを掲げて挑戦されています。
また「新しい労働者の政党をつくる」ということを主張されていますが、民進党のように、労働者の政党はすでにあるようにも思えます。
どのような意図でこうした主張をされているのか知りたくなり、直接ご本人にお伺いしてきました。

 

資本主義は1975年に力尽きた

−(伊藤陽平新宿区議)今回の選挙に立候補した動機について教えてください。

鈴木候補:昨年の9月に安保戦争法というのが強行されましたね。その前後で、一つは安倍内閣が次は経済だと言い出した。もう一つは、共産党の志位委員長が、野党連合だとか、日米安保条約は棚上げだ、自衛隊も認めるとか、そういうことを言い出したんです。
これは国会を取り巻いた人たちの気持ちとは違うぞという風に私自身も思いました。これは本当のことを言ってかなくちゃいかんな、というのが私の立候補の最大の動機です。

―(伊藤)他の野党との違いはどこにありますか。

鈴木候補:具体的に言うと、まず消費税の問題。これには野党も曖昧ですよね。消費税そのものがおかしいということを言い切っていかないといけない。そして、やはりオリンピック返上なんていうことは全然誰も言わない。
さらに、非正規職の問題についても、共産党なんかは均等待遇なんて言ってますよね。均等待遇なんてものではなく、非正規そのものを無くさなければならないと思う。
そういう問題があると同時に、戦争の問題では、やっぱり自衛と称する戦争だったら良いんじゃないかというのは、非常に危険な言い方だと思う。すべての戦争が自衛という名で行われてきたわけだから、そこもはっきりさせないといかん、と。主とした違いはそこですね。

―(伊藤)資本主義は終わりにしようじゃないかということを演説でおっしゃっていましたね。

鈴木候補:資本主義は戦後、高度成長の時代がありました。しかし、1975年ごろ生命力は尽きたと考えています。
労働者の団結を崩してを絞りとっていくということでしか生き残れなかったのが資本主義です。とうとうイギリスで起こったように、本家本元のイギリスから労働者の声が上がってしまった。あれは表向きは移民の問題だと言われていますけどね、本当のところはシティの支配、グローバリズムとかに反対する、イギリスの労働者の反抗です。生きていけないぞという声があったのだと思います。

消費税撤廃、社会主義を目指す

2_small―(伊藤)社会主義を目指されるということなんでしょうか?

鈴木候補:大きく言うと社会主義ですが、例えば北朝鮮や中国というのはいびつな社会で、発展の契機はない、強度な官僚の支配です。
それとは違う、官僚ではなくて労働者と労働組合が中心となっていく、本来の社会主義を目指します。

―(伊藤)資本主義では経済が発展した方が良いと言われていますが、どのようにお考えでしょうか。

鈴木候補:明日の生活を良くしたいということから人間の歴史は始まるわけだから、貧しさが進行する社会というのは人間社会としてありえないですね。
一部のことが儲かって成長だと言われたとする。経済成長一般にとってみればそれは必要なことですが、ただし、それがどういう形で行われるか。1%の連中が労働者を踏みつけにして、利益を独り占めしていくのが経済成長と言うのか。全体の生活が明日はより良くなるということが、みんなに保障されていくのか。これらが重要になります。

―(伊藤)冒頭で消費税を全廃すると仰ってましたが、その場合どのように福祉政策を実現させようとお考えですか。

鈴木候補:今度の自民党の公約だと(消費税増税を)2年半伸ばしたんでね、福祉にはできる限りしか回せないよと言ってる。そこが一番インチキなんです。いわば社会福祉を人質にとってものを言ってる。
他からいくらでも取れる財源はあります。法人税もなぜあれだけ下げるのか。世界で一番企業が活躍しやすい国を作ると言って、何年か前36%、今29%、どんどん下げてますよね。
ケイマン諸島、パナマとか、合法的に隠されちゃった何十兆円。こう言うところからちゃんと取ってやっていかなければ。

―(伊藤)戦争は対外的な理由で始まっていくということだと思いますが、仮に攻撃を受けた時、自衛隊もなくしてしまった場合、どのようにするべきとお考えでしょうか。

鈴木候補:そこが一番大事なところです。常に自衛の名で戦争が始まってきたわけですが、結局戦争をやるには最低でも2つの国同士がやるでしょう。その国同士の人民はね、対立をしていないわけですよ。人民同士が憎しみあう理由は何もない。一握りの連中のための利益なんだということで、それぞれ戦争しかけるんだったら、その時の政府を倒すというのは、僕は一番リアルな対処だと思う。

 

民進党じゃだめなのか?

―(伊藤)目指されている「労働者の政党」といえば民進党もありますが、違いはあるのでしょうか。

鈴木候補:それはよく街頭演説やってても言われるんですよ。(民進党の場合)連合は労働貴族の組合ですよ。結局下の支持に支えられていない。ストライキ一つ打たないでしょ。結局非正規の制度のまま組織率を増すために使われている。そういう意味では労働組合の本来の姿、まずは労働者の生活と権利を徹底的に守る労働組合を再編するという意味で、新しい労働者の政党と言っています。

―(伊藤)18歳選挙権で若者の政治参加に注目が集まっていますが、若者へのメッセージをお願いします。

鈴木候補:大学生もすぐ後に労働者になる。待ってる世界は非正規の世界ですよね。誇りを持って仕事をやるという世界じゃない。そこで私は非正規撤廃ということを、若い人たちと一緒に戦って実現したい。これが大きな鍵じゃないかと思っています。
今の社会は間違いなく労働者の皆様に支えられているものです。
しかし、既存の政党ではそうした方の声をなかなか反映することができていないのが実態だと思います。
彼らが持つ当たり前の感覚を政治に反映させることができれば、今の政治が抱える問題は解消されていくのではないかと思います。

3_small鈴木候補が演説をされている現場に足を運びましたが、若い支援者がたくさんいらっしゃったのが印象的でした。

「与党と野党(主要政党)は根本的な主張はほとんど変わらない」
と感じて政治に失望されている方はたくさんいらっしゃると思います。
鈴木候補の提言は、どちらの立場も超越した鋭いものです。
若者にとって主要政党とはまったく異なる新しい選択肢として、認知度が高まることを期待しています。

※本記事は東京選挙区に出馬されている主要政党以外の候補者へのインタビュー企画となります
※連載企画としてポジティブな情報発信を心がけています

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伊藤 陽平

伊藤 陽平

28歳、現職最年少の新宿区議会議員。元学生起業家。当選前から、インターネットでの選挙啓発として、衆議院議員選挙(東京一区)の全候補者へインタビューを実施し、話題となる。その後、統一地方選に立候補し、ネット選挙活動を展開し当選。議会質問のオンライン公募などインターネットを活用した政治活動を展開する。現在は現職議員として、政策立案に人工知能を活用することにも挑戦。365日ブログを更新するブロガー議員。

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