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低調な教育用Wi-Fiルーター貸出率(宇治市議会12月定例会一般質問その3)

2022/12/22

低調な教育用Wi-Fiルーター貸出率(宇治市議会12月定例会一般質問その3)

 

宇治市議会12月定例会一般質問のご報告第3回として、宇治市の教育ICT化の現状について確認しましたので、ご報告します。

 

 その1はクラウドシステムによる宇治市の防災力向上について(宇治市議会令和4年12月定例会一般質問その1)

 その2は消防団の大規模災害対処能力向上を提言(宇治市議会12月定例会一般質問その2)

 

 これまでも教育のICT化について様々質問・提言もしてまいりました。

 

 宇治市の教育ICT化について(R2.9一般質問その5)

 宇治市公立小中学校のタブレット活用の現状(令和3年3月定例会一般質問報告その4)

 宇治市の教育ICT化の点検・評価・検証と教育格差(令和3年3月定例会一般質問報告その5)

 宇治市内の公立小中学校オンライン教育開始の見通し(令和3年9月13日文教福祉常任委員会)

 宇治市の教育施策立案時におけるEBPMについて(宇治市議会令和4年3月定例会一般質問報告その6)

 

 今年の2月の文教福祉常任委員会では、学級閉鎖や休校によって投稿できない児童に対するタブレットないしはオンライン学習での対応について、宇治市内の小中学校ごとに差があり、教育ICT化について学校間格差が生じているのではないかと指摘をしました。

 そこで宇治市教育委員会では学校ごとの教育ICT化の進展・進捗をどのような指標で把握をしているのか、また、そのような指標に基づく、学校ごとの教育ICT化の進捗の差について確認しました。

 

宇治市の答弁は

 ・学校におけるICT化の進捗については、「活用頻度」、「教員のICTを活用した指導力」などの調査を指標とするとともに、毎月実施している交流会や、ICT支援員の活動報告などを通じて、市教委として総合的に判断している。

・市教委としては、ICTを活用した授業を進めるにあたり、教員に意識調査を実施し、ICTに対する苦手意識が課題であると考えられることから、先進的な活用事例など、取組事例を共有し、引き続き、研修等を通じて人材育成に努めていく。

・ICT支援員による日常的な支援を効果的に活用し、市全体でICTの利活用を推進して、児童生徒の個別最適な学びと協働的な学びを実現していく。

 とのことでした。

 

 国による調査や、ICT支援員による活動報告だけでなく、市教委としてももう少し細やかに現状を把握のできる指標を設定することも必要かと思います。

 今回の質問にあたり、「令和4年夏季休業中におけるWi-Fiルーター貸出率(R4.8.26現在)」について資料を当局に作成してもらいました。

 宇治市では令和3年12月に、自宅にWi-Fi環境がないため教育用タブレット(iPadのWi-Fiモデル)を持ち帰って使用できない児童に対して貸し出すためのWi-Fiルーターを取得しました。

 これは令和3年5月に各小中学校で生徒児童の家庭に対し自宅の通信環境調査を行い、インターネットができない、Wi-Fiなし、通信容量に制限あり(10ギガバイト未満)と答えた家庭の数の分、合計1400台のWi-Fiルーターを整備したものです。

 そこで、小中学校ごとの調査に基づいた必要数に対して、全小中学校で全生徒に対して教育用タブレットの持ち帰り学習を行った、令和4年8月のWi-Fiルーター貸出率を資料として作成をしてもらい、各小中学校で貸出率に格差がないかわかるようにしてもらいました。

 調査に基づいた必要数に対する貸出数の割合ですので、それほどの差はないのではないかと思っていたのですが、小学校では貸出率の最高が30%(必要数60台に対して貸出数18台)で、最低が、なんと0%!と、かなりの差がありました。中学校では貸出率の最高が16%(必要数25台に対して貸出数4台)で、最低はやはり0%でした。

 平均の貸出率は小学校で10.7%(必要数918台に対して貸出数98台)、中学校で5.6%(必要数482台に対して貸出数27台)でした。小学校中学校とも貸出率0%の学校は複数校ありました。ある学校では必要数を68台としていましたが貸出数は0というところもありました。

 もちろん調査をした令和3年5月から、貸し出した令和4年8月までに、家庭のWi-Fi環境導入が一気に進んだのかもしれませんが、それよりも必要数を調べた調査・アンケートがかなりいい加減だったのではないかと疑ってしまいます。これはまたの機会に確認もしてまいります。

 本題は各校の貸出率の格差についてです。貸出率の差がそのまま各校の教育ICT化の取り組みの差であるとは思いませんが(何しろ令和4年の夏季休暇では全校で教育用タブレットの家庭への持ち帰り、オンライン学習を実施したと聞いておりますので!)、やはり学校ごとのICT化進捗の差をいくばくかは反映しているのではないかと思います。

 やはり、学校ごとの進捗の差を把握のしやすい指標を設定し、格差を速やかに解消できる取り組みが必要ではないかと思います。

 教育ICT化の取り組みも始まったばかり、とは言えない時期になっています。宇治市内すべての小学校中学校で教育ICTが十分に利活用できるよう、引き続きわたくしも提言してまいります。

 

宇治市議会議員 かどや(角谷)陽平 公式ホームページ

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