2021/3/6
宇治市の公立小中学校の教育ICT化(令和3年3月定例会一般質問報告その4)
一人一台端末(教育用タブレット)導入後の現状について
教育ICT化については令和2年9月定例会でも確認させていただきましたが、答弁で「国や府におきましても、「GIGAスクール構想」に基づく環境整備に係るもの以外におきまして、ICT教育に関わるロードマップが示されていない中、市教委といたしましてもお示しできるロードマップは持ち合わせていない」とのことで、残念ながら宇治市には教育ICT化や情報化推進計画はないことが明らかになりました。
・宇治市の教育ICT化の計画・ロードマップについて(令和2年9月定例会)
https://go2senkyo.com/seijika/174932/posts/170941
一方で、宇治市の教育委員会としては、「教職員の研修についても、府教委の研修に加え、3学期からの端末活用に向けて、各校の情報担当教員への基本研修の機会を設け、各校での職員研修につなげて」いくと、教育用の一人一台端末(タブレット)を3学期から教育現場で活用する予定と答弁がありました。議会においても一人一台端末の早期取得を含む一般会計補正予算第3号を令和2年6月26日に、学習支援ソフトのライセンス及び関連機器等の購入を含む一般会計補正予算第8号を令和2年10月13日に可決したところです。
そこで市内小中学校での一人一台端末導入の進捗、活用の現状について確認をしたところ、タブレットの各校への配備をはじめ、タブレットの充電用保管庫の設置、校内ネットワークの再構築などのハード面の整備は進んでおり、学習支援ソフトについても使用のための設定を現在行っているとのことでした。しかし、肝心の活用例については、タブレットのカメラ機能を利用した自画像制作、ビデオ機能を利用した英語などのスピーキング練習、教科書の2次元コードを読みこむといった事例にとどまっており、本格的な教育ICT化についてはまだまだこれからだという印象でした。
教育ICT化については計画策定を含め、今後の宇治市教育委員会の取り組みに注目してまいりたいと思います。
次回は教育ICT化の点検・評価・検証と教育格差についてご報告します。
写真は先日視察をしました、宇治市黄檗公園のリニューアルした球場です。防災拠点にもなるなかなか素晴らしい球場です。子供たちにもどんどん活用してもらいたいですね!
宇治市議会議員 かどや(角谷)陽平 https://yohei-kadoya.com
一般質問ご報告その1 宇治市の新型コロナワクチン接種の計画・スケジュール
https://go2senkyo.com/seijika/174932/posts/215594
一般質問ご報告その2 宇治市の高齢者施設での新型コロナワクチン接種体制
https://go2senkyo.com/seijika/174932/posts/215601
一般質問ご報告その3 宇治市のHPV(子宮頸がん)ワクチン定期接種
https://go2senkyo.com/seijika/174932/posts/215611
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