2021/6/22
宇治市内公共施設・小中学校への生理用品の設置を要望(令和3年6月定例会一般質問報告その4)
今回は宇治市議会6月定例会一般質問で要望した女性用生理用品を宇治市内公共施設・小中学校へ恒常的に設置することを要望しましたので、ご報告します。
前回ご報告しました病気による孤立が新型コロナ特有の課題でないのと同様に、コロナ禍によってにわかに注目が集まった「生理の貧困」も経済問題であると同時に、性別に関係なくあらゆる機会の平等を図るための共同参画についての課題かと思います。
ここで言及をしている生理用品とは、使いすての生理用ナプキンのことです。こうした使い捨ての生理用品の普及や、公に月経について言及されること自体、女性の社会進出や共同参画が前進してきた歴史とともにあることです。
「生理の貧困」の原因については経済的な困窮だけでなく、ジェンダーバイアスや、家庭内でのネグレクトであったりと、新型コロナで一層深刻になったとはいえ、一過性の課題ではありません。経済的に困っている方はもちろん、だれでもが気兼ねなく生理用品を必要な時に使えるためには、民間施設も含めてトイレには当たり前に常設がしてあるものになる必要があるかと思います。
そのためには、行政の窓口で期間・数量限定で配布するといった方法ではなく、市内公共施設や学校のトイレに生理用ナプキンを常設する方策が、民間施設でも同様の取り組みが始まるよう啓発するためにも有効ではないかと考え、市の見解について確認しました。
市は、「生理の貧困」については経済困窮が原因であり、まずは福祉の課題としてきめ細やかな支援に取り組むとし、国や他自治体の調査・動向を踏まえ、トイレへの常設については調査・研究を進めたいと、答弁しました。また、学校においては、生理用品が必要となった際は、保健室で相談・配布するとともに、経済的に入手が困難な児童へはほかにも支援が必要か個々の状況を確認していると、回答しました。
申請ベースの行政支援は、困難な状況にある市民になかなか届きづらいという指摘も以前よりあり、近年アウトリーチ型の支援が必要であると広く認識をされているところですので、学校においても児童生徒の身上を把握し、さらなるケアにつなげることももちろん必要かとおもいます。
一方で、他人に事情を話したくないといった女性、児童もいらっしゃるかと思いますので、民間施設のトイレも含めて当たり前に生理用品が常設されているようになることこそコロナ禍による経済的な苦境にある人も含めた、あらゆる方へのセーフティネットになるのではないかと考えます。
まずはその第一歩として公共施設・小中学校トイレへの生理用品の常設について、宇治市でも検討するように引き続き要望してまいります。
次回は行政サービスの多言語対応についてご報告します。
令和3年6月一般質問
その2 宇治市の新型コロナワクチン接種記録、ワクチンパスポート
その3 新型コロナ自宅療養中の陽性者・自宅待機中の濃厚接触者への支援
宇治市議会議員 かどや(角谷)陽平 https://yohei-kadoya.com
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