2025/12/16
(宇治市議会令和7年12月定例会一般質問報告4)
笠取・二尾・池尾・炭山・志津川・白川などの里山地域は、人口減少や担い手不足という課題を抱えています。一方で、防災や有害鳥獣対策など、市街地を含めた公共的役割も担っています。12月定例会では、里山地域のまちづくりについて市の考えを確認しました。
宇治市の里山地域では、高齢化や人口流出により、地域コミュニティの維持や農地・森林管理が難しくなっています。耕作放棄地や手入れされない竹林の増加は、景観だけでなく、防災面でもリスクを高めています。
市は、都市計画マスタープランにおいて里山地域を「山間集落地」と位置づけ、自然環境を守りながら、地域と行政が連携してまちづくりを進める重要性を示しました。
志津川地区では、市街化調整区域の性格を維持しつつ、無秩序な開発を防ぎながら、必要な住宅や福祉施設を可能とする地区計画の検討が進められています。市は、地域住民との意見交換を重ね、京都府の助言を得ながら、計画策定を伴走支援すると答弁しました。
これは、里山地域における「守る」と「活かす」を両立させる重要な取組です。
市は、里山の適切な管理が、土砂災害の抑制や倒木防止につながるとともに、シカやイノシシなど有害鳥獣の市街地への出没を防ぐ緩衝地帯として機能してきたと認識しています。森林経営管理制度や森林環境譲与税を活用し、管理の強化を進める方針も示されました。
私は、里山地域の振興は、地域住民のためだけでなく、市全体の防災力と生活安全を高める公共投資であると訴えました。
里山は「周辺」ではなく「基盤」です。市街地と里山がともに支え合う関係を築くことが、宇治市の持続可能性を高めます。引き続き、総合的な里山政策を求めていきます。
宇治市議会議員 かどや(角谷)陽平 公式ホームページ
これまでの里山の地域振興施策については
山間の市街化調整区域における地区計画運用指針(宇治市議会12月定例会一般質問その5)
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