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高市総理「6月解散」の確率は60%?自民党重鎮が描く国民・維新との連立構想と永田町の裏側を記者が解説!【水内茂幸氏×青山和弘氏×今野忍氏】

2026/1/9

選挙ドットコム編集部

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1月8日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では初登場・政治ジャーナリストの青山和弘氏と産経新聞編集長の水内茂幸氏、朝日新聞記者の今野忍氏が気になる政局ニュースを解説!自民党重鎮が描くのは国民・維新との連立構想!?若年層にも広がる高市支持の背景とは。「戦後レジーム」が終焉する国際情勢下、永田町の激変をプロの政治記者3人が読み解きます。

国民民主党・維新の連立入りの可能性と麻生氏の思惑

産経新聞編集長・水内茂幸氏(以下、水内氏):解散のシナリオを予想するにあたって根拠となるものの要因がいくつかあると思うんですよ。まず、 1 つは日本維新の会は連立に入ってるけど、国民民主党が連立に入るかどうか。もう1 歩、春頃の議員定数削減の結論、これがやっぱり2つめの要素としてあるのかなと思ってるんですけれどもね。

個別に話していくと、予算を賛成しそうになったとはいえ、なかなか国民民主党が連立に入るかどうか。僕は入ったら入ったで、政治がもう1個2個動くかなと思うんだけど、青山さん改めてどう見てますか?

政治ジャーナリスト・青山和弘氏(以下、青山氏): 間違いなく、高市さんの周辺や、あと陰で交渉してた麻生(太郎)さんは、国民民主はもう連立に入ってくれるのに限りなく近づいたと思ってるし、期待している。そこで、ついでに維新ももう閣内に入れちゃいたいと。

朝日新聞・今野忍記者(以下、今野記者): 要は、責任を背負わせるって意味でね。

青山氏:選挙ドットコムだから言っちゃってもいいのかな…。やっぱり今、林芳正総務大臣が(収支報告書を)訂正したでしょ。 だけど、あの政治資金の話、選挙の時の話っていうのが結構くすぶる可能性っていうのは永田町でも噂になっていて。

今野記者:よりによってですよね。選挙を担当する大臣、所管だからね。

青山氏:だから、まあ特に麻生さんは林さんとは距離を置いてるから、「もうこの際、国民民主を閣内に入れて維新も入れて、総務大臣も変えて維新にしてしまったらどうか」みたいな、「頭の体操」まで僕の取材では出てる。

水内氏: なるほど。

青山氏: ただそれは、麻生さんの期待がやっぱり相当上回ってるんだと思う。 しかも、多分玉木(雄一郎)さんか榛葉(賀津也)さんかは、なんとなくそれを匂わせるようなことを言ってるんだと思うんだよね。「今回はちゃんとやります」「今回はタイミングを見失いません」みたいな。 ただ、そうは言っても玉木さんは強かだから、ここで変に連立なんか入って解散されるよりは、何となくつかず離れずで行って、次の選挙で勝つ方を選ぶと僕は思う。 だから自民党は結局「なんだよ玉木」っていう失望に終わるんじゃないか。つまり連立には入らないっていうのが、僕の今の見立てだね。

2026年の解散戦略:シナリオ2(6月会期末解散)の現実味

今野記者: シナリオ2(6月会期末解散)の確率は、お二方は何パーセントくらい?

水内氏: 僕は55%くらいかな。 官邸系の人たちはみんなもう否定してるし、自民党の人たちからも否定の声しか聞こえてこないけれども、でもそう簡単に動かない、何が起きるかわからないのが政治だからね。

今野記者:その後の中国とかアメリカとの関係を考えても、ここしかないような気がしなくもないんだよな。 青山さんはどうですか。

青山氏: 僕は60%。

今野記者:結構高いんですね。

青山氏:やっぱり石破さんもそうかな、菅さんにしても岸田さんにしても、解散できるタイミングを逃してしまった。 でも安倍さんはそこをうまくやって7年8ヶ月続いたわけで、高市総理はそれを見てきているからね。 「ここだ」と思ったら、そこは躊躇しないんじゃないかな。

今野記者: 思い切りいい方だもんね。決断するときはスパっと。

青山氏:よっぽどいい環境になればしない可能性があるくらいじゃないかなと。支持率も、高市さんのはかなり底堅い気がするんだよ。 新しいからっていうだけじゃなくて、彼女が頑張っていて、女性リーダーとして(の期待)みたいなところも変わらない。 あと、中国に対する向き合い方も評価されて下支えしているから、ここくらいまではちゃんと持っていける。そう思えば、やっぱりここがチャンスかなっていうのが僕の見立てかな。

青山氏: 根源的に、選挙ドットコムの鈴木編集長がよく言うけども、支持率のうち3割くらいは「固定ファン」というか、

今野記者:4割くらいがいわゆる「強い支持層」なんだよね。

水内氏: 4割か。ここが岸田さんや石破さんとちょっと違うところで…。

今野記者:保守的な考えを支持する人が増えている世代(的な背景)もありますよね。

青山氏:この前、テレビ番組で渋谷の若い人たちにシールを貼らせたら、100人中97人が(高市氏を)支持するって結果になったんだよ。

水内氏・今野記者:それはすごい。

青山氏:政治にあまり詳しくない若い、ギャルみたいな人たちが「(高市総理は)いいじゃん、かわいい」って。これは変わらないよ。

今野記者:確かに新しいタイプの政治家なんですよね。

青山氏:そういう人たちが選挙に行くかは若干(不明確で)あるにせよ、そういう人たちが支持しているのは今までになかった政治スタイルだから、僕は支持率の底堅さはあると思うね。

今野記者:75%っていうのはほぼマックスだから、下がってもまあ60、50%。

対トランプ外交と『戦後レジーム』の終焉

青山氏:去年も大激動の1年だったけども、もしかしたらそれ以上の激動の年になる可能性だって秘めている。特に国際的な分岐点になるかもしれない。

今野記者:ベネズエラ侵攻なんていうものすごいことが起きて。

青山氏:これはね、日本のコペルニクス的な、戦後80年の政治を大転換しなきゃいけないタイミングになるかもしれない。 それが国政にも影響してくるから、それを高市総理がどう捌けるか、彼女の手腕が問われる1年になると思うよ。

水内氏:「力による現状変更」がいくら国際法を守れと言っても、そういう力で押してくる国に囲まれてる日本の中でね。

今野記者:アメリカが作った国際秩序、パクス・アメリカーナの中で僕らは戦後生きてきて、日米同盟と平和憲法という2つの軸でやってきたわけだけど。 その世界最強の軍事経済大国アメリカが、露骨に外国に侵入して、そこの大統領をしょっぴいてきて自国の刑務所に入れるなんてことを平気でやる時代になっちゃったからね。

青山氏: まさにこの「戦後レジーム」みたいなものが通用しなくなるかもしれない。 だとしたら、日米安保体制もそうだし、日本国憲法だって「これでいいのか」っていう時が今までも指摘されたけど、いよいよ来たんじゃないか。

水内氏:それには賛同するね。

今野記者:おっしゃる通りで安倍さんが憲法9条改正を提起して、当時は時期尚早でうまくいかなかったのかもしれないけれど、もう「自衛隊明記」だけでいいのかっていう話だよ。

水内氏: 本当にそう。この前日本維新の会の藤田(文武)共同代表に話を聞くと、維新は「9条2項の削除論者」なんだよね。 今年、維新として削除を含めた条文案を策定している最中で、これを自民党に突きつけてくる部分もあるでしょうし。自民党からしたら、もともとは9条2項の削除だったでしょ。でも公明党がいたから、長年整合性をとるために1項2項は維持したうえで自衛隊明記を訴えてきた。ここがどうなるかですね。

青山氏:なんならね、去年公明党が離脱したのも、この大きな歴史の流れの中では一種の必然だったんじゃないかと思えるくらいのタイミングで。今、維新が連立パートナーになっているから、2項から変えていく改正案が俎上に載ってくる可能性もある。 やはり日本の安全保障環境がこれほど劇的に変わる年はないかもしれないから、そこにどれだけ対応できるかが問われるよね。


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