
2月28日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、新年度予算案をめぐる与野党の攻防をテーマに、朝日新聞前政治部長の林尚行氏と産経新聞WEB編集長の水内茂幸氏が交渉の裏で交錯した各党の思惑などを解説しました。
昨年の衆院選で過半数割れの少数与党となった自民党と公明党は新年度予算案を成立させるため、日本維新の会、国民民主党とそれぞれ政策協議を進めてきました。
結果的に2月末に与党と合意に至ったのは維新でした。維新は教育無償化の具体策と社会保険料の負担軽減策が盛り込まれることを条件に、自公政権との合意に至りました。一方、国民民主党は「年収の壁」178万円への引き上げを求めてきましたが、160万円までの引き上げを提案する与党とは折り合いがつかずに交渉が決裂しました。
林氏は維新と国民民主で明暗が分かれたのは、交渉のカードの有無だったと分析します。維新にとっては4月に開幕が迫る「大阪・関西万博」の成功が交渉のカードとなりました。
林氏は「万博の成功は、大阪府知事で党代表でもある吉村(洋文)さんにとっての最大のミッション。この万博を成功させるためには政府の後押しが絶対必要だった」と背景を説明。さらに、同党がこれまでの与党とのやり取りを教訓に、具体的な数字と年限まで盛り込んで合意に持ち込んだと解説しました。

一方、国民民主党には与党側が切れる交渉カードがありませんでした。さらに、国民民主党が178万円まで壁を上げる本質を景気対策と捉えているのに対し、自民党と公明党は生活困窮者対策と捉えており、思想のすり合わせができていなかったと分析しています。
しかし、国民民主党の立場でみると、今回の交渉決裂は必ずしも悪いことばかりではないかもしれません。水内氏は、同党が当初から掲げている178万円の壁撤廃を妥協しないでおくことが、今年夏に実施される予定の参議院議員選挙で自公政権に対抗するための「格好の武器になる」という見方を示しました。

この動画公開後も、予算修正案を提出している立憲民主党を交えて衆議院での議論が決着していない状況です。夏の大決戦の参院選を前に、予算案をめぐる攻防はまだ続きそうです。
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