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2024年9月2日に公開された動画のテーマは「最新！自民党総裁選・立憲民主党代表選意識調査」です。
選挙ドットコム編集部で情勢調査を担当する中山智貴が、8月31日（土）と9月1日（日）の2日間に実施された調査結果について詳しく、解説します。
【このトピックのポイント】
今回は、インターネット上のモニターを活用したネット意識調査です。
サンプル数は前回の調査と同様の1000サンプルで実施しました。
また、今回は新たに以下の２問を追加しました。
MC伊藤由佳莉「最初に、自民党総裁選の調査結果がこちらです」
自民党総裁選の支持率の上位5名の調査結果は、石破茂氏16.5％、小泉進次郎氏11.6%、高市早苗氏7.5%、河野太郎氏4.3%、上川陽子氏2.9％でした。
MC伊藤「上位3名は変わらずですね」
中山智貴「前回の調査段階では、時期の関係で青山繁晴さんが選択肢に入っていませんでしたが、今回は選択肢に入れて調査を実施しました」
青山繁晴氏は2.7％で6番目の結果でした。
MC伊藤「自民党支持層に絞った場合の（支持率の）結果は、どうでしたか？」
中山「自民党支持層に絞っても、全体傾向は変わらずです。石破さんが最も多く28.6%、続いて小泉さんが17.6％、高市さんが11.8％で続く結果でした」
MC伊藤「今回新しく追加された『あなたが選んだ候補が自民党総裁にふさわしいと思った理由はなんですか』の設問の結果はいかがでしょうか」
という結果でした。
中山「上位3人を見ても、三者三様というか、それぞれ違う結果になりました」
MC伊藤「『あなたが自民党総裁選で期待する議論は何ですか』の結果はどうでしょうか」
全体の結果では、1番目が経済・金融、2番目が年金・社会保障、3番目に政治資金問題という結果に。
また、自民党を支持する層に絞った場合でも、全体の結果の順位と大きな差はありませんでした。
しかし、自民党支持層に絞ると興味深い傾向が見えます。
自民党支持層の方は、他党を支持する層と比べると、外交・安全保障や、憲法改正の議論を求める方が多い傾向がありました。
中山「自民党といえば、党是として憲法改正を掲げています。支持層の方も、その部分の議論をしっかり見たいと思っているのかなと感じました」
MC伊藤「やはり、政権与党として、外交・安全であったり、経済であったり、骨太の議論を求められているのかなというのが、全体的に見て取れたかなというところでしょうか」
続いて立憲民主党代表選の調査結果です。
立憲民主党の代表選の支持率は、野田佳彦氏が15.4％、枝野幸男氏が9.2％、泉健太氏が3.8％という結果でした。
中山「こちらも前回の結果と、大きな差はないです」
今回、立憲民主党の選択肢には、立候補に意欲を示している吉田晴美氏が追加されました。
MC伊藤「立憲民主党の支持層に絞ると、どのような結果になったのでしょうか」
こちらは、立憲民主党の回答者のボリュームの関係もあり、「傾向」という形での説明になります。
1番手が枝野氏、2番手が野田氏、3番手に泉氏と、全体の結果の1番手と2番手が、入れ替わる傾向がありました。
MC伊藤「あなたが選んだ候補が立憲民主党代表にふさわしいと思った理由は何ですかという設問の結果はどうだったのでしょうか」
という方々が多い結果になりました。
中山「野田さんや枝野さんにおいては、政府の要職も務めたという経験からか、リーダーシップを求めている方が多いのかなという印象を持ちました」
MC伊藤「立憲民主党代表選で期待する議論は何ですか？の設問の結果はどうでしょうか」
立憲民主党の調査では、1番目に経済・金融、2番目に年金・社会保障、3番目に政治資金問題の結果でした。
上位3つに関しては、自民党総裁選の結果と、変わらない結果です。
また、立憲民主党の設問には、「選挙での野党共闘」の選択肢を追加し、4番目の結果でした。
MC伊藤「こちらのテーマについて、立憲民主党の支持層に絞ると結果はどうでしたか？」
中山「これが、全体傾向とは大きく変わり、「選挙での野党共闘」が最も多い結果でした」
MC伊藤「ほお、そうですか！」
中山「はい。これは、代表選が終わった後に衆院選があるのではないかという噂がずっと続いているので、そうした目の前の状況から早く議論をしてほしいと、支持層の方も思っているのではないでしょうか」
中山「他の順番で言うと、1番目が選挙での野党共闘で、その下の順番は変わらずという形でした」
MC伊藤「今回追加した『総裁選・代表選に期待する議論は何ですか』というテーマで、自民党と立憲民主党を比べると、ちょっと面白い結果が出ましたね」
両党ともに、上位３つは、経済・金融、年金・社会保障、政治資金問題が並びます。
一方、自民党では4番目の「外交・安全保障」が、立憲民主党では7番目と大きく順位を下げました。
この違いは、自民党では、憲法改正や外交・安全保障が、自民党が主導してきた政策の中で重きがおかれていたからといえるでしょう。
中山氏「立憲民主党は、女性政策や子育て政策などの社会課題に対する政策に重きをおいている党であり、外交・安全保障よりも、生活に密着した政策を進めてほしいな、議論してほしいなという方が多いということを表しているんじゃないかなと見ています」
MC伊藤「選択肢に挙げた議論は、総裁選や代表選でいずれも、皆さんが聞きたいであろうテーマだと思うので、それぞれ議論を深めてほしいとというところですね」
選挙ドットコムでは、引き続き定期的に意識調査を実施していきます。
みなさん是非ご注目ください！
差し迫る自民総裁選と立憲代表選で議論を深めてほしいテーマはコレだ！
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