7月31日投開票の選挙で初当選を果たした小池百合子新都知事。選挙戦では「東京大改革」を掲げ、利権に鋭く切り込んでいく姿勢を強く見せていました。中でも、オリンピック利権への言及は選挙中からも見られ、都政改革本部を設置するほどです。

その中で注目されているのが、一部メディアで「都議会のドン」と揶揄されている内田茂都議会議員との関係です。内田茂氏が顧問を務める企業が、複数の東京オリンピックの施設工事を受注している問題に合わせて、今回の都知事選での敵対によって、より関係が複雑になっています。
昨日8月2日、小池百合子新都知事が初登庁した際、早くも都議会自民党とのバトルが起こりました。都知事の初登庁は、これまでの慣例では各会派から代表者の都議会議員が新都知事を出迎えます。しかし今回出迎えた会派は1つだけ。いつもは数十人の都議会議員に囲まれる新都知事ですが、たった3名にしか出迎えられませでした。
現在、都議会議員127名の内、自民党会派に所属しているのは60名。最大の会派であり、都民から最も支持されている政党だと言えます。そのため、都知事と都議会、どちらの意見が正しいという判断は難しく、今後も対立や議論が続いていくことになるでしょう。
登庁を皮切りに、バトルは続いていきます。登庁後は、各会派への挨拶まわりを行いましたが、そこでも都議会自民党からは鋭い攻撃が飛んできました。
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舛添前都知事が就任の挨拶を行なった際は、所属する60名の議員全員で出迎え。しかし今回出迎えたのはたった2名だけでした。
小池知事を出迎えた都議会自民党No.3の高橋信博総務会長は、「たまたま、ここにいたので(対応した)。それ以上のものは何もない」と厳しい言葉も述べました。
新都知事が訪問した際は、記念写真を撮るのが慣習です。しかしながら、報道陣から写真の撮影を求められると「あなた(報道陣)の要望に応える必要はないから」と拒否しました。
小池百合子都知事が手を差し伸べて両手で握手をするも、それに応えた握手は片手でした。これに対しては小池都知事も「握手、嫌そうな顔してたね」とつぶやいていました。
今回、小池都知事が都議会自民党の控室に滞在した時間はわずか30秒だけでした。計画では5分ほど滞在する予定でしたので、いかに短いかが分かります。また、前任の舛添前都知事の滞在時間は12分30秒で、小池都知事の25倍にもなります。
小池都知事と都議会自民党は初日から激しい戦いの様相です。今後溝はさらに深まっていくのでしょうか?
自民党からは除名処分が見送られるなど、党との関係性も注目です。
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