舛添要一都知事の辞職に伴う都知事選(14日公示・31日投開票)。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が7月12日に会見を行い、出馬を表明しました。民進・共産・社民・生活の野党4党は、鳥越氏を「野党統一候補」として擁立する方針です。複数名の”野党統一候補候補”がいた中で選出された鳥越氏は、これまでどのような人生を歩んできたのでしょうか。学歴・経歴を振り返ってみましょう。

先日の会見では、記者からの質問に「分かりません」「知りません」と答えるシーンが目立ちました。以下に、会見を抜粋し、書き起こしました。
2020年のオリンピック・パラリンピックはどのようにあるべきか、費用など、どう考えていますか?
−昨日(出馬を)決めたばかりなので、オリンピックの細かい費用についてチェックしておりません、知りません。
舛添氏が進めていた韓国人学校への土地借用はどうお考えですか?
−それはちょっとまだ、私、知りません。それに対して明確な答えを持ちあわせていません。
五輪に向けて公共事業が増えていますが、メスを入れることは考えていますか?
−分かりません。これはやってみないと分かりません。一般論として言えるのは公共事業は控えめに抑えていくのは当たり前です。
あわせて、鳥越氏のプロフィールも見てみましょう。
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鳥越氏は1940年に福岡県に生まれ、高校までを福岡で過ごし京都大学文学部に入学。心理学科から史学科に転科し、国史学を専攻しました。同大卒業後、東京オリンピックの翌年となる1965年に毎日新聞社に入社し、社会部、サンデー毎日編集部等に所属。1982~83年にかけてはアメリカ・ペンシルベニア州のタウンフリープレス紙に「職場留学」をしました。帰国後は外信部を経てサンデー毎日の編集長を務めました。
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毎日新聞社を退社し、鳥越氏はテレビ朝日『ザ・スクープ』の司会に抜擢されました。同番組が単発番組となったあとも司会を続けました。
『サンデージャングル』『スーパーモーニング』等にもコメンテーターとしてテレビ出演し、ニュース番組以外でも人気音楽番組『僕らの音楽』でナビゲーターを務めました。
鳥越氏は一度東京都知事選への出馬を打診された経歴があります。2007年、鳥越氏は民主党から東京都知事候補として擁立を打診されましたが、当時鳥越氏は自身が大腸がんに罹患していたためそれを辞退。その4ヶ月後には当時就任していた『オーマイニュース』の編集長も辞任しました。その後は手術・治療を行い体調は回復。会見では「大腸がんから始まって肺、肝臓と4回手術しました。大腸がんはステージ4でした。4期のがんを経験しました」と述べました。
自身の体験を元にした書籍『がん患者』(講談社)を出版、がん克服後のホノルルマラソン完走、がん患者団体支援機構の3代目理事長を務める等、元がん患者としての積極的な情報発信も行っていました。
そして7月12日、鳥越氏は東京都知事選に立候補することを正式に表明しました。自民党が小池百合子氏・増田寛也氏間で分裂する中(都議会自民党は増田氏を推薦)、野党統一候補として、民進党・共産党・社民党・生活の党と山本太郎となかまたちの4党が鳥越氏を擁立する方針です。4月の北海道補選では鳥越氏が応援に立った野党統一候補池田真紀氏が与党推薦候補に敗れましたが、今回は自身の立候補でリベンジ達成となるのでしょうか。今後の動向に注目です。
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