2026/7/13
こんにちは。井坂ともやです。
今回は、私が掲げる政策方針の一つ『政治をもっと身近に』についてお伝えします。
他3つの方針(『現役世代・教育への投資』『高齢者も安心生活』『魅力発信』)についてはそれぞれのブログをご確認ください。
政策の全体像についてはこちら!
この政策方針は、私が政治家を志そうと思った一番最初のきっかけでもあります。
その出発点は、2018年の常陸太田市議会議員選挙にあります。
当時、私は「誰に投票すればいいのだろう」と思い、候補者や現職議員について調べ始めました。
ところが、驚くほど情報がありませんでした。
ホームページやブログを持っている人はほとんどおらず、SNSで日頃の活動を発信している人もわずか一人。
議会の議事録や議会だよりを読めば、質問や答弁の内容はわかるかもしれません。
しかし、それだけでは、その議員が普段どんな思いで活動し、何に問題意識を持ち、どんな未来を目指しているのかまでは伝わってきません。
私はそのとき、強い違和感を覚えました。
「市民が政治を知ろうとしても、その手段がほとんどない。」
これでは、市民は政治を判断することも、参加することも難しいのではないか。
政治が遠いのではありません。
政治を知る入り口が、少なかったのです。
「このままでいいはずがない。」
それが、私が政治に関心を持ち、政治家という道を意識した原点でした。
だから私は、議員になったら、普段どんな活動をしているのか、何を考え、どんな課題に向き合っているのかを、できる限りオープンに発信したいと思っています。
そして、議会では何が議論され、その結果、市民の暮らしがどう変わるのかまで、わかりやすく伝えていきたい。
政治は、一部の人だけのものではありません。
市民一人ひとりが情報を知り、考え、意見を伝え、ともにまちづくりに参加できるものです。
私は、そんな「政治をもっと身近に感じられる常陸太田」をつくっていきたいと考えています。
この方針を実現するために、以下の3つの施策を軸に提案します。
・視察レポートの公開
・学生や若者との意見交換
・YouTubeを活用した市政の見える化
日本全国の多くの自治体議会では、「行政視察」が行われています。
全国の先進的な取り組みを実際に見たり、担当者から話を聞いたりすることで、自分たちのまちづくりに生かすための大切な機会です。
私自身、行政視察そのものは大変意義のある取り組みだと考えています。
しかし、一方でもったいないと感じていることがあります。
それは、視察の内容や、その成果が市民から見えにくいということです。
せっかく先進的な取り組みを行っている自治体を視察しているにもかかわらず、「どこへ行ったのか」「何を学んだのか」「常陸太田市でどう生かそうとしているのか」が、市民にはあまり伝わってきません。
最近では、福岡県議会の高額な海外視察がニュースでも取り上げられました。
その際には、視察の内容だけでなく、報告書が公表されていなかったことも問題視されていました。
常陸太田市でも、毎年約200万円の議員研修旅費が予算計上されていますが、私が議会ホームページなどで確認した限りでは、その行き先や目的、視察報告書を見つけることはできませんでした(議員個人のブログやSNSで発信されている例はありました)。
私は、市の税金の使い方をチェックする議員だからこそ、自らの議会活動に使われる税金についても、市民へ丁寧に説明する責任があると考えています。
行政視察が「旅行ではないか」という誤解を受けないためにも、何を学び、それを市政にどう生かそうとしているのかを、市民へ分かりやすく伝えていくことが大切ではないでしょうか。
議会として行う行政視察について、市民にも分かりやすい視察レポート(報告書)を公開します。
単なる行程や感想ではなく、
・なぜその自治体を視察したのか
・何を学んだのか
・常陸太田市に生かせること
・実現に向けた課題
・その後、議会での質問や提案、政策にどのようにつながったのか
まで伝えることを目指します。
・議会として統一した報告書様式を作成する
・写真や図を活用し、市民にも読みやすい内容にする
・一定期間後に「視察が市政にどう生かされたか」を検証・報告する
まず、議会全体として統一した視察レポートのフォーマットを作成することを提案します。
同じ自治体の同じ取り組みを視察しても、それぞれの議員の専門分野や問題意識によって、着目する点や学ぶ内容は異なります。
だからこそ、報告書の項目を統一することで、それぞれの視点の違いが分かりやすくなり、多角的な視点での視察につながると考えています。
また、写真や図表を積極的に活用し、専門的な内容でも市民が読みやすく、理解しやすい報告書を目指します。
さらに、視察直後の報告だけで終わらせるのではなく、その後、学んだ内容が議会での質問や提案、市政の改善にどのようにつながったのかについても、一定期間後に検証・報告できる仕組みをつくりたいと考えています。
もちろん、報告すること自体が目的になってはいけません。
質問や提案のために視察へ行くのではなく、常陸太田市をより良くするために視察を行うという本来の目的を忘れてはならないと思います。
そこで得た学びを常陸太田市にどう生かし、その成果を市民へきちんと説明することが大切です。
「行って終わり」ではなく、「市政にどう生かされたか」まで見える仕組みを、議会全体でつくっていきたいと考えています。
常陸太田市では、若者の流出が大きな課題となっています。
その背景には、進学先や就職先が少ないことだけでなく、「学ぶ場所」や「働く場所」、つまり自分が成長し、挑戦できる場所がないと思われていることもあるのではないかと私は考えます。
もちろん、進学や就職をきっかけに市外へ出ていくこと自体は自然なことです。
無理に引き止めるのではなく、一度外へ出てさまざまな経験を積み、その上で「常陸太田に戻りたい」「戻って挑戦したい」と思えるまちをつくることが大切ではないでしょうか。
そのためには、行政や議会が「若者のために何が必要か」を一方的に考えるのではなく、若者自身の声を聞くことが欠かせません。
どのような環境があれば戻りたいと思えるのか。どんなまちなら将来も暮らしたいと思えるのか。
市内に住む学生や若者だけでなく、現在は市外で学び、働いている常陸太田出身の学生や若者の声にも耳を傾けることで、これからのまちづくりに生かしていく必要があると考えます。
・議会傍聴の後の意見交換
・アンケートやインタビューの実施
・意見のその後の見える化
議会と若い世代が継続的に意見交換できる仕組みをつくります。
例えば、現在行われている中学生の議会傍聴では、傍聴するだけで終わるのではなく、その後に議員と意見交換ができる場を設けることを提案します。
私が傍聴した3月議会、6月議会でも、市内の中学生が議会を傍聴していました。
政治や議会に関心を持つ貴重な機会だと思いますが、そこで感じたことや疑問に思ったことを議員へ直接伝えたり、議員から「自分ならどう考える?」と問いかけたりする時間があれば、より深い学びにつながるのではないでしょうか。
また、市内に住む学生や若者だけでなく、市外で学び、働いている常陸太田市出身の若者に対しても、アンケートやインタビューを実施することを提案します。
回答への謝礼として、市の特産品などを活用することも常陸太田を思い続けてもらうのにいいと思います。
一度市外へ出た若者だからこそ見える常陸太田の魅力や課題、そして「どのような環境があれば戻りたいと思えるのか」といった率直な声を集め、政策づくりに生かしていきたいと考えます。
さらに、意見を聞いて終わりにしないことも大切です。
いただいた意見について、その後どのような議論が行われたのか、実現したものは何か、実現できなかったものはなぜ難しかったのかまで、議会として分かりやすく報告する仕組みを目指します。
「意見を言ったけれど、その後どうなったのか分からない。」
それでは、次に声を届けようという気持ちにはつながりません。
実現できなかった場合でも、その理由や課題を丁寧に説明することで、「自分たちの声はきちんと受け止められ、検討された」という安心感につながると思います。
・学校、教育委員会との連携
・常陸太田市出身者との接点作り
・議会だよりと議会HPの活用
まず、議会傍聴後の意見交換については、学校や教育委員会との連携が欠かせません。
現在、議会傍聴が学校教育の中でどのような目的や位置付けで行われているのかを確認し、その目的に沿った形で意見交換の時間を設けられないか協議していきます。
また、学校側の授業計画や議会日程とも調整しながら、無理なく継続できる仕組みづくりを目指します。
次に、市外に住む常陸太田市出身の学生や若者の声を聞くためには、継続的な接点づくりが必要です。
例えば、二十歳の集いや各種イベントの機会を活用し、アンケートや聞き取りを実施することが考えられます。
また、実家宛てにアンケートへの協力をお願いしたり、オンラインで回答できる仕組みを整えたりすることで、できるだけ多くの声を集めます。
調査を行う際には、他自治体の事例も参考にしながら設計を行い、限られた意見だけで結論を出すのではなく、できるだけ幅広い年代や立場の声を集め、政策提言につなげていくことが重要です。
そして、最も大切なのは、いただいた意見を「聞いて終わり」にしないことです。
議会だよりや議会ホームページ、SNSなどを活用し、「どのような意見が寄せられたのか」「その意見を受けて議会でどのような議論が行われたのか」「実現したこと、実現できなかったことは何か」まで継続して発信していきます。
近年、YouTubeをはじめとした動画による情報発信は、子どもから高齢者まで幅広い世代に利用されるようになりました。
文字だけでは伝わりにくい内容も、映像や音声を交えることで、より分かりやすく伝えることができます。
現在、常陸太田市議会では、議会だよりをはじめ、議会中継、議会ホームページ、Facebookなどを通じて情報発信が行われています。
しかし、YouTubeを活用した情報発信は行われていません(市自体の情報発信は行われています)。
もちろん、議会中継や議事録によって議会での議論は公開されています。
しかし、「公開されていること」と「市民に伝わること」は同じではありません。
議会中継は長時間に及ぶことも多く、専門用語も少なくありません。
そのため、「何が議論され、なぜそれが重要なのか」「自分たちの暮らしにどのような影響があるのか」までは、十分に伝わりにくい部分があると感じています。
また、若い世代を中心に、情報収集の手段は文字から動画へと変化しています。
常陸太田市内に住む方だけでなく、市外で暮らす常陸太田出身の方や、移住を検討している方も、YouTubeであれば全国どこからでも気軽に視聴することができます。
だからこそ、議会だよりや議会中継に加え、YouTubeという新たな情報発信の手段を取り入れることで、議会で何が話し合われているのか、市民生活にどう関わるのかを、より分かりやすく伝えていきたいと考えています。
議会を「公開する」だけではなく、「分かる」「伝わる」議会へ。
YouTubeを活用した情報発信は、議会をより身近で、より透明性の高いものにしていくための有効な手段になると考えています。
・YouTubeでの議会中継(本会議、委員会)
・切り抜き動画作成の許可(議員公式アカウントのみ)
・定例会ダイジェスト動画
議会の情報をより分かりやすく、市民に届けるため、YouTubeを活用した情報発信を進めます。
まず、本会議だけでなく、委員会についてもYouTubeで視聴できる環境を整え、より多くの市民が議会の議論に触れられるようにします。
また、議員が自らのアカウントで議会中継の切り抜き動画を作成・公開できるよう、議会としてルールを整備することを提案します。
長時間の議会中継を最初から最後まで視聴することが難しい方でも、関心のあるテーマや発言を気軽に見ることができるようになります。
さらに、定例会ごとに議会全体の内容を数分程度で振り返るダイジェスト動画を議会として制作します。
どのような議案が審議されたのか、どのような質問が行われたのか、市民生活に関わる重要なポイントは何かを分かりやすく整理し、議会の内容をより身近に感じてもらえるようにします。
・既存の議会中継との比較(費用、利便性)
・先進自治体の事例調査(那珂市議会、高萩市議会)
・ニーズの把握
まずは、現在行われている議会中継の方法と、YouTubeを活用した配信との比較・検証を行います。
配信にかかる費用や運営方法、視聴のしやすさ、アーカイブ機能などを整理し、市民にとってより利用しやすく、議会としても継続しやすい方法を検討します。
次に、すでにYouTubeを活用している自治体議会の事例を調査します。
例えば、茨城県内では那珂市議会が本会議のライブ配信・録画配信を行っているほか、「ぎかいのおはなし」という動画で議会の役割を分かりやすく紹介しています。
また、高萩市議会では、本会議だけでなく常任委員会などの会議もYouTubeで配信しています。
こうした先進事例について、導入までの経緯や費用、運用方法、課題などを調査し、常陸太田市議会でも実現可能な形を検討していきます。
一方で、「YouTubeを導入すること」自体が目的ではありません。
本当に市民が求めている情報発信なのか、どのような動画であれば見たいと思うのかを把握することも大切です。
市民に実際に見てもらい、議会をより身近に感じてもらえる仕組みとなるよう、効果を検証しながら改善を重ねていきたいと考えています。
この政策方針は、私が政治の道を意識するようになった原点であり、昨年の市長選挙の頃からブログやYouTubeで発信を続けてきたテーマでもあります。
私は、「政治を知ること」は、「常陸太田の現状や課題、そして可能性を知ること」だと考えています。
まちで今どのようなことが議論され、どのような課題があり、これからどんな未来を目指そうとしているのか。
それを知ることで、「こうしたらもっと良くなるのではないか」「こんなことに困っている」という一人ひとりの声が生まれます。
その声こそが、より良いまちづくりの第一歩です。
私は、政治は決して特別な人だけのものではないと思っています。
政治は、市民一人ひとりのものであり、私たちの日々の暮らしそのものです。
だからこそ、議会はもっと開かれ、もっと分かりやすく、もっと参加しやすい存在であるべきです。
そして、議員もまた、市民にとって気軽に声をかけられ、相談できる身近な存在でなければならないと考えています。
「政治をもっと身近に、もっとわかりやすく。」
私はこれからも、市民の皆さんとともに考え、ともに歩む議会を目指して取り組んでいきます。
市政を身近にする方法について、アイディアやご意見がありましたら、以下からお寄せいただければと思います。
📩: isaka.hitachiota@gmail.com
お問い合わせフォーム:https://forms.gle/NrxfN7jTu8tjkKJ4A
最後までお読みいただきありがとうございました。
井坂ともや
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