2024/7/13
この話題について、前回に引き続き書きます。
https://go2senkyo.com/seijika/186285/posts/928579
前回までで、日本の国会議員の給与が非常に高いこと、議員の意識改革、国民の意識改革のために、高過ぎる議員歳費は削減することが、真に日本のために地域のために奉仕する議員が議員となって下さるのではないか。
議員歳費は減らして、活動にかかる費用ではどういったことにお金が必要となったのか、領収書など明示して透明性のある形で政務活動費などの形で国民のため市民のために必要な活動には費用の支給ができるようにすれば良いのではないか。
と書きました。
よく聞く、「身を切る改革」は議員にかかる費用を減らすことや、役所の不必要な?支出を削減することで、財政健全化や必要な予算を捻出することを目的としています。
「もったいない」という精神や、節制に美徳を重んじたりする日本人の家庭感覚と、世の中のお金を循環させて景気を良くすることを混同させてしまうスローガンです。
私は景気が低迷し続けている日本では、「身になる改革、身のある改革」が必要だと考えます。みんなの手取り所得が増えるように減税を行うことが大至急行うべき改革だと考えています。
ですので、今回私が指摘しているのは、あくまで政治家の意識改革のために議員歳費を減らそうというものであり、「身を切る改革」に同調するものではありません。
特に、議員定数の削減は、社会の中の少数派の意見が議会に届かなくなる危険性を孕んでいます。
特に、国会議員選挙、政令指定都市や都道府県の選挙である、小選挙区の制度がある中で、議員定数を削減すると、ますます大きな利権、支持団体が背景にあるなどする大きな政党しか選挙で勝つことが難しくなってしまう危険性があります。
多数派の意見だけで社会が動くことは、テレビ報道などに煽られて動く、この数年間の感染症の騒動や、郵政民営化の改革や、ブームによる政権交代などの歴史を作りました。
市町村の規模などにより、適切な議員定数は議論されるべきと考えますが、悪戯な議員定数の削減には私は反対意見です。
(写真は参政党の勉強会で必要な法案を意見を出し合って議論しているところです。)
まとめ
議員の意識改革、国民の意識改革のために、高過ぎる議員歳費を削減すること。
社会の少数派の意見も議会に反映できるように、必要な議員数は維持すること。
少数派の意見が届きにくくなる小選挙区制度を見直すこと。
私はこれらを提言致します。
中西勇太
吹田市議会議員
所属政党:参政党
吹田市議会所属会派:吹田党議員団
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