2025/11/23
議会での提言が市民の学びの場として形に!
吹田市主催のWリボンプロジェクトinすいた2025
「これって依存症?こどものスマホ・ゲーム〜親はどう向き合うか〜」に参加しました。
公益財団法人復光会 垂水病院の山木愛久先生のご講演は、スマホ・ゲームの過度利用が子どもの心身・学びに与える影響から、依存症の脳メカニズム、発達特性との併存、親のストレス、家庭での具体的対応まで、非常に体系的で深い学びでした。多くの親世代の方々のご参加もあり関心の高さもうかがえました。
私は9月定例会の質疑で、まさにこのテーマを取り上げていました。
国内外では、子どもの学びと健康を守る観点からデジタル活用の見直しが進み、紙教材・対話・運動など「人の学び」に不可欠な時間を確保する重要性が指摘されています。
東北大学・仙台市の大規模調査では、スマホ利用が長いほど学力が低下し、とくに4時間以上で顕著という結果も示され、さらにJAMA掲載研究では「スクリーン時間そのもの」だけでなく、依存的な使い方をする子ほどメンタル不調や自殺リスクが高いという知見が蓄積されてきています。
その上で私は、
今回の講演で山木先生が示された内容は、私の問題意識とまさに重なるものでした。
依存は「意志の弱さ」ではなく脳の報酬系に関わる病態であること、背景にストレスや孤立、発達特性が重なり得ること、そして特に睡眠の乱れが心身のSOSとして重要であること。
「子どもだけを責めたり、取り上げるだけでは解決しない」「親子で合意し、生活の中で適正利用を設計することが大切」というメッセージは、市全体で共有すべき視点だと強く感じました。
9月定例会の答弁では、市として社会規範として一律に定義することには慎重である一方、懸念や注意事項としての啓発の必要性は認識されました。
その流れの中で、今回、吹田市が主催し市民向けに講演会を開き、専門的な知見をもとに「家庭・地域でどう向き合うか」を広く共有してくださったことは、まさに大きな前進だと思います。
議会での提言が、市民の学びの場として形になり、社会全体で行動の規範を考えるきっかけが生まれた――このことに心から感謝しています。
スマホやゲームは、もはや子どもたちの生活から切り離すことが難しくなっている存在ではあります。
だからこそ、禁止か放任かの二択ではなく、未来をまもるために、睡眠・学び・心の健康を守る“現実的な適正利用”を親子と社会で一緒に作っていくことが必要ですが、
特に幼い子どもたちには、場合によっては、禁止とすることも必要とも考えますし、子どもたちがその代替としてもっと夢中になって取り組めることや安心していられる場を守り、作っていくことが大切であると考えます。
ご家庭が子どもたちにしっかりと向き合えるように、親世代の余裕・余力を社会として支えていくこと、健やかで豊かな社会を作っていくこと。そして子どもたちを支える大切な親子の愛着形成を守っていくことが本当に大切だと改めて感じました。
今回の講演で得た学びを、吹田市の教育・健康・福祉の具体的施策につなげられるよう、引き続き議会でも提案を重ねていきます。
山木先生、関係者の皆さま、そしてこの啓発の機会を設けてくださった吹田市に、改めて御礼申し上げます。
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ナカニシ ユウタ/40歳/男
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