2026/5/5
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
前回、スマホ環境が与える子どもの脳への影響に関する研究論文を紹介しました(リンク)。

今回は、日米の小児科学会が発布しているガイドライン等について紹介し、それぞれを比較してみましょう。
■ アメリカ小児科学会
米国小児科学会が改訂したスクリーンタイムに関する推奨事項:保護者が知っておくべきこと(2026年2月10日公開)
元々、「2歳未満のデジタルメディア使用禁止」を提言していましたが、それを撤廃し、日常生活の一部となっている現状を反映させました。
スマホ、テレビ、ゲーム、AIなどが、すでに子どもたちの学習、遊び、コミュニケーションのあり方を形作っています。そのため、最新のスクリーンタイムに関する推奨事項は、単なる時間制限だけではなく、質、文脈、会話を重要視しています。
おやつと同じように、スクリーンタイムは本来悪いものではないことを示しています。
主なポイントは3点

具体的なスクリーンタイムは?
参照:How Much Screen Time is Too Much?
18カ月未満:
使用しないことを推奨。
ただし、ビデオ通話は愛情を感じ取れるのでOK。
18カ月~2歳:
一人で使用しないように注意。
質の高い教育関連プログラムを推奨。親が適宜理解を促す。
2~5歳:
1日1時間まで。
親も一緒に見て、内容について話しながら理解を深めること。
6歳以上:
使用時間と内容に一貫したルールを設ける。
運動や会話、睡眠に影響しないようにすること。
寝室にスマホを置かない。
現実社会と同じように他人を尊重することを教えるなど、共通のルールがありました。

これだけスマホが普及している社会です。
それを前提としたガイドラインをつくったのでしょう。
■ 日本小児科学会
日本ではどうでしょうか。日本もガイドラインのような明確なものは、「子どもとメディア」の問題に対する提言(2004年)がベースとなっています。アップデートされていないんですよね。
参照:子どもとメディア委員会
5つのポイント
スマホが前提ではなさそうな感じです。代わりにリーフレットで現代版にアップデートされており、それらが散発的に作成されているようです。

なかなかエッジの効いたタイトルもあります。
スマホの時間 私は何を失うか

保護者の方へデジタル社会の子育て
(アメリカのガイドラインにやや寄せていますかね)

こんなリーフレットも…なんでいきなり病院やねん(笑)
「見直しましょうメディア漬けの子育て」~まず小児科医に診てもらいましょう

また、川西市でもどういった対応をしているか確認してみようと思います。
大阪市港区では以下のようなイベントや啓発が実施されていました(リンク)。

日本でも以前からMRIを使用した研究もしっかりされているんですけどね。
頻繁なインターネット習慣が小児の広汎な脳領域の発達や 言語性知能に及ぼす悪影響を発見

医学的に難しいところは、「スマホを長時間使用するからそうなったのか、脳がそうなっているから長時間使用してしまうのか」と、このように因果関係が明確ではないところも確かです。しかし、日本を含めて世界で研究が進んでいる状況から、やはり5歳までの子どもに自由にスマホを触らせるのは避けた方が良いでしょう。
いかがでしょうか。アメリカの方が日本より体系立てられていると印象を受けました。
これはしっかりと国をあげて対応していくべき課題ではないかと思います。
デジタル教科書が正式な教科書として使用できるようになりましたし、より注意を払っていくべきでしょう。
当ブログ参照:
デジタル教科書「正式化」へ
【脱デジタル】 スウェーデンの教育方針変更
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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