長田 たくや ブログ

歯周病と認知症の意外な関係 ― 口から始まる脳の健康 【ゆるく生きるべし】

2026/2/14

兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。

今日はバレンタインデーでしたね。ドキドキは体を活性化しますし、もらえない悲しみは人生のトラウマに・・・(うぅ)
さて、チョコレート→虫歯→歯周病→認知症 と、少し強引に連想して書いたブログです。

認知症にならないためには、「人と話す・変なものを食べない・薬に頼り過ぎない」が大切だなと感じています。その中でも、歯周病が認知症の要因の1つとされているのをご存知でしょうか。

人と話すと頭を使いますし、しゃべると唾も出ますね。
社会参加をしていると強制的に話すことも多くなります。
その機会が多い人ほど、口の機能が維持されているという研究もあるのです。


歯周病とアルツハイマー
2008年、Kamer氏(ニューヨーク州立大学)が提唱した仮説「歯周病はADの増悪因子である」。これを支持する多くの研究報告がなされています。
参照:炎症とアルツハイマー病:歯周病の可能性のある役割

歯周病の原因菌は、Porphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)

引用:ResearchGate

アルツハイマー病患者の脳から確認され、この菌から発生する毒性のジンジパインも検出されたことが報告されました。
参照:アルツハイマー病患者の脳におけるPorphyromonas gingivalis 

そして動物試験レベルですが、この歯周病菌がアルツハイマー型認知症の発症メカニズムが解明されました。
参照:歯周病のアルツハイマー型認知症への関与メカニズム解明

ただし、人間における因果関係までは解明されていません。
そのうえで、歯周病にならないよう気を付けるに越したことはありません。


人と話すことの大切さ
歯周病は、ドライマウスの状態だと感染しやすくなります。
参照:ドライマウスと環境因子

薬による影響も深刻です。特に抗コリン作用と呼ばれる薬理作用を持つ薬では、唾液が出にくくなります。花粉症の薬、うつの薬、おしっこに関連する薬など、それぞれ強弱もあり多岐にわたる薬剤が持つ作用です。これが原因でドライマウスが悪化することもあるので注意ですね。

なぜならコリンというのは、副交感神経が優位、つまり自律神経に関連しているので様々な疾患に絡んでくるためです。例えば緊張すると口が渇くのは、交感神経が優位になっているからですね。
当ブログ参照:【認知症対策】 日本政府は薬剤誘発性認知症を軽視していないか?

話すことにより唾液腺は自然と刺激を受け、乾燥を防ぐことができます。
前回書きましたが、地域活動をしている人は認知症になりにくい。これは唾液分泌も関係している可能性は十分にあります。
当ブログ参照:地域活動をすれば 認知症の予防 になる!――かも…

引用:Japan Gerontological Evaluation Study, 

週1回以上の外出している方が、咀嚼機能、口腔衛生状態が良かった。また、咀嚼機能、嚥下機能、および家族や友人との定期的な面会がある人ほど、口腔衛生状態が良かったというデータもあるくらいです。
参照:地域在住高齢者における口腔機能と社会参加の関係:観察横断研究

以前書いた咀嚼(そしゃく)に関する論文でも、よく噛むほどに唾液が出るし、硬いものほど菌数が減ると報告されています。つまり ドライマウス予防=歯周病予防=認知症予防 につながると言えるでしょう。

引用:ガムの硬さが唾液と脳活動に与える影響

当ブログ参照:【食育】 朝食はよく噛むが吉。驚きの効果 【咀嚼】


ストレスと認知症
しゃべる仕事の人は認知症にならないのか?政治家だってなってい人いますよね。

人間は過度なストレスを感じると、脳を守るために糖質コルチコイド(ステロイドホルモン)を分泌します。
脳の栄養を補給するため血糖値を上昇させたり、血圧を維持したりするなど生命保護を優先しようとします。
すごく大事な機能だけど、長く続く(慢性的に分泌される)と体へのダメージとなるのです。

さらに、これが認知機能に関わっていることが報告されています。
参照:高コルチゾールと認知症およびアルツハイマー病のリスク:文献レビュー

つまり、人間関係が多く、おしゃべりする機会が多くとも、それがストレスなら逆効果になり得るということです。睡眠時間や食事内容、過度なストレスなど、気を付けるべき点は多々ありますね。

一方、今も昔もノーストレス社会ではないですし、適度なストレスはむしろ大切です。私がよく患者さんに話していたのは、ストレスを発散できること、なんでもいいからつくっておくべきだよと話していました。

だから趣味や集中できる時間を持っている人は、認知症になりにくいのじゃないかと感じています。


まとめると、よくしゃべって、小さなことに気にしない
つまり、やっかいな人が認知症になりにくいってことになりますね(笑)。

介護士さんのご迷惑になるから、力を抜いて、ゆるく生きていきましょう^^

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 薬剤師で市議会議員
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