長田 たくや ブログ

地域活動をすれば 認知症の予防 になる!――かも…

2026/2/12

兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。

地域活動に参加している前期高齢者(65~74歳)は認知症になりにくい!という研究結果が報告されています。

認知症予防のサプリとして、イチョウエキスやEPAなどのサプリが宣伝されていますが、地域活動ならば副作用や費用の心配もいらない認知症予防だと思います。どんな研究かみていきましょう。


地域活動で認知症予防
JAGES Japan Gerontological Evaluation Study, 日本老年学的評価研究が2018年に発表した研究論文です。

おもしろいところは、役職についている人ほど認知症の発症リスクが低いという点です。
なお、後期高齢者(75歳~)では、統計的な有意差がありませんでした。


10年間の追跡調査
【研究デザイン】
参加者は愛知県内の都市部、および農村部からなる6つの市町村から選択。

65歳以上の高齢者49,707人

29,374人を無作為抽出

2003年10月にベースラインの郵送調査を実施。
合計 15,313人 が質問票に回答し、2003年11月から2013年3月まで追跡調査。

歩行、入浴、トイレの使用が自力でできないなど認知症の前駆症状のある人は除外。
認知症発症と初期状態の関係を明らかにするために、ベースラインから2年以内に認知症を発症した人も除外。

まぁ、とても息の長い研究ですね・・・

考察部分
なぜ後期高齢者では差が認められなかったのか。

論文の考察によれば、「後期高齢者は、前期高齢者よりも健康問題の有病率が高いため、後期高齢者における社会参加と認知症発症の関係は前期高齢者群よりも相対的に弱い可能性がある」とのこと。

また過小評価となった要因に、「調査期間中の後期高齢者の死亡割合が約30%(前期が17.5%)であり、認知症を発症する前に亡くなっているケースが多い」とあり、明確な差異が生じにくかったと考えられます。

考察にも書かれていないのは「薬剤誘発性の認知機能障害」の有無です。高齢になればなるほど、多種類の薬剤を服用している日本では、薬剤による認知機能低下、それに伴う誤診なども含まれている可能性はぬぐい切れない。
元論文:日本の高齢者における組織における主導的役割と社会参加および認知症発症の相加効果:AGESコホート研究

引用:日経新聞

本論文ではそのことは記載されていなかったが、睡眠薬・抗コリン薬の服用の有無を確認すれば、また新たな見解が得られるかもしれません。
当ブログ参照:【認知症対策】 日本政府は薬剤誘発性認知症を軽視していないか?


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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 薬剤師で市議会議員
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