2026/7/30
6月27日午前7時30分頃、関町北三丁目の石神井川沿いでサクラが根元から倒れ、西武鉄道のフェンスを損傷し、西武新宿線に7分間の遅延が生じました。けが人がいなかったことは幸いですが、通行人や列車を巻き込む重大事故になりかねませんでした。7月29日の都市整備委員会で報告がありました。
この事故は、発生当日のFNNプライムオンラインの動画ニュースでも取り上げられました。直接の原因は「根の腐朽」とされています。委員会では、倒れた木には葉がしっかり付いており、地上からは樹勢があるように見えたこと、鉄道側への枝の重さの偏りも要因の一つと考えられることが説明されました。
現場は、区道、石神井川、西武新宿線に挟まれた狭い場所です。大木が育つには厳しい環境であり、幹だけでなく、根の広がり、土壌も含めて診る必要があります。

(出典:練馬区)
区は、老齢化したソメイヨシノについて、原則3年に1度、樹木医による診断を行っているとのこと。外観に加え、細い針を幹に入れて抵抗値から内部の腐朽を調べ、A、B1、B2、Cの4段階で評価し、C判定では伐採を検討するとのことです。
事故後、当該区間の全樹木を診断し、特に老齢化したソメイヨシノ12本について、高さの切り詰めや伐採・更新を検討しています。迅速な対応は必要です。ただ、鉄道、学校、道路などに接する場所や、枝が偏っている木、根元の環境が悪い木は、年数を一律に区切るのではなく、危険度に応じて点検頻度を上げるべきです。
倒木を防ぐため、伐採が避けられない木もあります。一方、事故を理由に周囲の木を一律に切れば、長い年月をかけて育ったみどりを失います。
必要なのは、診断結果とその対応を丁寧に示したうえで、様々な対応を組み合わせることです。更新する場合も、将来の樹形と生育空間を考えて樹種を選び、木陰が途切れない計画が求められます。
今回の診断結果と、今後の具体的な対応も含めて練馬区議会でも確認していきます。

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