2026/7/13
夏休みになると、働く保護者にとって大きな負担になるのが、毎日の昼食です。朝からお弁当を用意して出勤することは、決して小さな負担ではありません。私自身もワンオペ育児の当事者として、この問題は本当に切実です。練馬区の学童クラブで、今年度も夏休み中の昼食提供が実施されるのか、練馬区に確認しました。
練馬区では、保護者の就労などにより放課後に保育を必要とする小学生を対象に、令和8年度は学童クラブ事業を91か所で実施しています。区立学童クラブ27か所、ねりっこ学童クラブ64か所です。
令和8年4月1日現在、区立学童クラブの在籍児童数は6,757人、待機児童は52人です。さらに、ねりっこ学童クラブで待機となった児童を対象とする「ねりっこプラス」は805人が利用しています。
これだけ多くの子どもたちが、夏休みも学童や関連する居場所で過ごします。昼食の問題は、一部の家庭だけの話ではありません。
所管課に確認したところ、今年度も昨年度と同様に、夏休み期間中の学童クラブで昼食提供を実施するとのことでした。
実施期間は、7月21日から8月31日までの平日を基本とし、お盆期間を除く約26日間。保護者向けの案内も、7月9日の週に配布する予定とのことです。
保護者負担は、昨年度と同じく1食550円から600円程度で据え置き。物価高が続く中、弁当業者の努力により価格を維持しているとの説明でした。
一方で、区の補助は食材費ではなく、主に配送費など事業継続に必要な経費が対象です。事業者への最低限の補助金を予算化することで、今年度も継続可能な見込みとされています。
昨年度の昼食提供の利用登録率は約52%でした。今年度も案内配布後に再度登録を受け付け、新規利用や利用日数の増加によって、登録率は徐々に上がると見込まれています。
半数を超える家庭が利用していることは、この制度へのニーズの高さを示しています。毎日お弁当をつくる負担、買い忘れや暑さによる衛生面の不安、子どもが一人で昼食を用意する不安。夏休みの昼食提供は、保護者支援であると同時に、子どもの安心にもつながります。
課題もあります。
一部の学童クラブでは、区の事業を利用せず、父母会が独自に昼食提供を行っています。夏休みは約4か所とのことですが、これら父母会独自の取組に区の補助を出すかは、まだ未定とのことでした。
父母会が長年努力してきたからこそ、子どもたちの昼食が支えられてきた面もあります。区の事業を利用する学童だけが支援対象となり、父母会方式には支援が届かないのであれば、公平性の課題が残ります。
区として、実態を把握し、父母会に過度な負担がかからない仕組みを検討すべきです。
こども家庭庁も、「小学校の長期休業中におけるこどもの居場所に関する調査研究」を公表しています。全国1,741自治体を対象に調査し、有効回答は1,017件、回答率は58.4%でした。
報告書では、夏季休業期間のみの子どもの居場所を実施している自治体は39.3%。また、居場所の質の向上に向けた施策として、昼食提供や開所日・開所時間に関する取組が挙げられています。
一方で、人材確保や安全・衛生管理も課題とされています。昼食提供は「やれば終わり」ではなく、安全で、利用しやすく、継続できる仕組みにすることが大切です。
夏休みは、子どもにとって大切な時間です。しかし、働く保護者にとっては、仕事と育児の両立が最も厳しくなる時期でもあります。
昼食提供は、単なる便利サービスではありません。子どもの食を守り、保護者の負担を減らし、安心して働き続けるための基盤です。
練馬区が今年度も事業を継続することは評価します。そのうえで、利用しやすい申込み方法、父母会独自実施への支援、食物アレルギーや衛生管理、価格の安定を含め、より良い制度にしていく必要があります。
夏休みの子どもの居場所と昼食を、家庭だけに任せない。引き続き、練馬区に充実を求めていきます。

The post 【練馬区議会】夏休みの学童、昼食提供は今年も実施へ お弁当づくりを家庭任せにしないために first appeared on 岩瀬たけしウェブサイト.
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