2026/7/11
7月11日、東大泉中央地域集会所で、NPO法人ふらじゃいるの松浦さん、佐藤さんをお迎えし、精神障害について考える「いわせてカフェ」を開催しました。ふらじゃいるの皆さんとは10年以上、活動をご一緒させて頂いています。50名以上の方にご参加いただき、吉田健一区長もお越し頂き、当事者や地域の皆さんと率直に意見を交わしました。
最初に私から精神疾患をめぐる現状を報告しました。
練馬区では、令和5年3月末時点で、自立支援医療(精神通院)の利用者は15,640人、精神障害者保健福祉手帳の所持者は9,124人です。平成30年度からの5年間で、それぞれ約1.2倍、約1.3倍に増えています。
精神疾患やこころの不調は、決して特別な誰かだけの問題ではありません。自分自身、家族、友人、職場の仲間など、誰もが当事者になる可能性があります。大切なのは、「困ったら相談できる」だけでなく、「困る前につながれる」地域をつくることです。
松浦さん、佐藤さんからは、統合失調症を発症した時の経験を率直にお話しいただきました。幻覚や妄想、睡眠障害、孤立など、命の危険につながるほど深刻な体験もありました。
お二人が繰り返し話されていたのは、早い段階で誰かに相談し、医療につながることの大切さです。また、同じ統合失調症でも「百人いれば百人違う」。話すことで落ち着く方もいれば、一人で静かに過ごすことが必要な方もいます。病名だけで決めつけず、一人ひとりに向き合う必要があります。
特に印象に残ったのは、「家族にも友人にも言いにくい、小さな火種を話せる場所が必要」という言葉でした。
不安や心配事は、抱え込むほど大きくなります。深刻になる前に、誰かに話せる場所があること。ふらじゃいるは、当事者同士が経験を持ち寄り、病気や弱さを隠さずに話せる地域の居場所です。
私自身も、政治活動でつらかった時に、ふらじゃいるの皆さんに話を聞いていただき、救われた経験があります。精神疾患の有無にかかわらず、安心して弱さを出せる場所は、誰にとっても必要です。
会の中では吉田区長を囲んで「何でも話そう」の時間を設けました。
会場からは、精神疾患について学校で学ぶ機会を増やすこと、自ら相談に行けない方へのアウトリーチ、グループホーム不足、当事者団体への活動場所や財政的支援、公共施設の使いやすさなど、さまざまな声が寄せられました。
特に深刻なのが住まいの問題です。グループホームに入りたくても「2年待ち」という声もありました。家族が高齢になった時、亡くなった後、本人はどこで暮らすのか。本人にも家族にも切実な課題です。
吉田区長からは、早期発見・早期受診の重要性に理解を示すとともに、寄せられた要望を区役所に持ち帰り、検討する考えが示されました。
今回、当事者、支援者、地域住民、区長が同じ場で率直に話せたことには、大きな意味があったと思います。
一方で、大切なのは聞いて終わらせないことです。早期相談、住まい、居場所、アウトリーチ、当事者団体への支援。寄せられた声を一つずつ整理し、議会や区政につなげていきます。
支援する側、される側を固定するのではなく、誰もが弱さを持ちながら支え合える地域へ。「誰もがここにいていい」と思える練馬の実現を練馬区議会でも訴え、皆さんと一緒につくっていきたいと思います。

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