2026/7/1
4月に就任した吉田健一区長は、所信表明で学校給食について「23区トップの学校給食を目指します」と宣言しました。では、練馬区の給食は現在、23区で何位なのでしょうか。今年4月時点での23区の状況を調査しました。
令和8年度の練馬区の学校給食費、つまり1食に使う食材料費の単価が公表されました。
練馬区では、小学校低学年350円、中学年374円、高学年405円、中学校467円です。昨年度は小学校低学年309円、中学校403円でしたので、大幅な増額となります。現在、練馬区では給食費が無償化されているため、保護者の負担はありません。
東京都学校給食会の資料をもとに、23区の1食単価を比較しました。小学校は、昨年の記事と同じく低学年の単価で比べています。
練馬区の小学校低学年350円は、中野区と並んで23区5位タイです。上位は、渋谷区410円、千代田区380円、文京区360円、世田谷区354円となっています。
中学校は467円で23区7位です。昨年度は403円で23区14位でしたので、大きく順位を上げたことになります。上位は、渋谷区540円、港区531円、千代田区500円が続きます。
ただし、区によって調理方式や給食回数が異なるほか、米の現物給付や別枠の公費補助を行っている自治体もあります。そのため、順位はあくまで公表された1食単価の単純比較として見る必要があります。

吉田健一区長は所信表明で、学校給食について「23区トップの学校給食を目指します」と述べました。あわせて、練馬区の強みである都市農業を生かし、新鮮な区内産農産物を一層活用する考えも示しています。
今回の単価引き上げは、その第一歩として評価できます。特に中学校は、昨年度の14位から7位へと上がり、給食の充実に向けた姿勢が見えます。
給食の評価は、1食単価だけでは決まりません。
栄養バランス、味、果物や季節の献立、区内産野菜の活用、有機野菜の活用、食物アレルギーへの対応、子どもの満足度、残食率なども重要です。
練馬区には、都市農業という大きな強みがあります。新鮮な区内産農産物や有機農産物などを活かし、子どもたちが毎日楽しみにできる給食にしていくことが大切です。
「23区トップ水準」を掛け声で終わらせず、具体的な目標と成果を示すよう、引き続き求めていきます。

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