2026/6/28
文教児童青少年委員会で、令和8年度の練馬子ども議会について報告がありました。
子ども議会は、中学生が日頃疑問に思っていることを地域調査やグループ討議で深め、課題解決案を区に提案する取組です。あわせて、区議会や選挙、区政について学ぶ機会にもなっています。
今年度は6月27日の学習会から始まり、8月4日に議場で開会宣言と意見交換会、8月6日に生涯学習センターホールで子ども提言発表会が行われます。対象は区内在住・在学の中学生で、人数は50名程度。これまでの40名程度から増えました。
今回の大きな前進は、学校推薦だけでなく、区報や区ホームページを通じた公募が行われることです。
これまでは、各学校から推薦される生徒が中心でした。そのため、生徒会など一部の子どもに限られがちで、「参加したい」と思う子どもに十分届いていたのか、疑問もありました。私はこれまでも、子ども議会をより開かれたものにするため、公募の導入を求めてきました。今回、公募が実現したことは率直に評価したいと思います。
ただ、委員会では、現時点での応募は学校経由が34名、直接申込みが2名との報告もありました。公募を行っても、情報が子ども本人に届かなければ意味がありません。学校のSigfyなどを通じて全生徒に知らせること、フリースクールや不登校の子どもたちにも届く仕組みが必要です。
子ども議会は、平成13年に始まり、今回で22回目とのことです。これまで子どもたちのアンケートをもとに見直しを重ねてきました。
以前は、子ども議員が一般質問を行い、区側が答える形式でしたが、子どもたちから「形式的になる」という声があり、現在は子ども同士の意見交換を重視する形に変わっています。
大人の議会こそ、子どもたちのこの指摘から学ぶべきかもしれません。
今年度から、提言発表会を動画で撮影し、ホームページで公開する予定です。多くの区民が子どもたちの提言を知ることができるのは大切な一歩です。
一方で、もっと大切なのは、子どもの提案に区がどう答え、何を実現したのかを分かりやすく示すことです。報告書には、子どもたちの提案に対する明確な回答を載せるとのことですが、提案した本人が「自分たちの声がどう扱われたのか」分かる形にする必要があります。
私はこれまでも、子どもを「守られる存在」としてだけでなく、権利を持ち、意見を表明する主体として位置づけるべきだと訴えてきました。子どもの権利条例の議論でも、子どもの参加や意見表明を制度として保障する必要性を指摘してきました。
子ども議会を一年に一度のイベントで終わらせず、区政を変える仕組みにしていくことが必要です。

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