
1月23日に開会予定での「冒頭解散」に向けた動きが加速しています。与党の幹部が会談をする一方、対する野党勢力でも候補擁立の動きが活発化しています。1月14日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、朝日新聞の今野忍記者と選挙芸人の山本期日前氏が迫ります。
朝日新聞・今野忍記者(以下、今野記者):会談、5時半から長かったね。1時間10分ぐらいかかったよ。
選挙芸人・山本期日前氏(以下、期日前氏):そうですね。
今野記者:もうあれだよ。現場にいる官邸で待ってる記者さんから来たよ、メールが。「揉めてるんですかね?」みたいな。ど、どうでしょうかねって。そんなね、ここにいる僕に聞かれても…みたいな。官邸で待ってる記者さんたちも、もうかなりソワソワしたみたいよ。
期日前氏:ああ。
今野記者:だって総理が、吉村(洋文)さんと鈴木(俊一)幹事長、初めてだよね。読売新聞の報道から5日経ってさ、やっと初めて正式に衆院の解散があることを、鈴木幹事長、自民党の最大の責任者と、連立の政権パートナーの維新の吉村代表に伝えたわけじゃないですか。

期日前氏:そうですね。
今野記者:官邸で集まって。今日高市さんね、韓国の大統領をお見送りして奈良から戻ってきて。高市総理が、普通(解散することを)伝えて、詳細は19日の月曜日に会見するわけだよね。日程伝えて、じゃあよろしくお願いしますぐらいで終わって。どう考えても30分で終わるじゃん、普通に考えたら。
期日前氏:いや、そうですね。一緒にドラムやってたわけじゃないですし。
今野記者:そう、ドラム叩くだけでも90分使わないよね、70分も。うん。ドラム70分叩いたら相当……鈴木幹事長だってそしたら大変なことになって。
期日前氏:手がこう、バタバタバタバタなのかもしれないですし。

今野記者:高市さん叩きすぎるかもしれないけどね。メタルバンドのね、ドラムやってたから。いや、だからさ、何だったのかってちょっと僕も明日以降取材しますけどね。今まだ終わったばっかだからね。
期日前氏:そうですね。本当に終わった後、そのまま「政策以外にも」みたいなこと言われてましたね。
今野記者:うん。ただやっぱあれだね。選挙で定数削減はやっぱ入れるって言ってたね。これが高市総理と会った9日の昼間、読売報道が出た日に、吉村さんが「解散においては一段ステージ上がったと思う」って、連休明けに仰ってたんだよね。その理由は何だったのかって聞かれて、「議員定数の削減をよろしくお願いします」と吉村代表は高市総理に頼んだ時に、「これはもう選挙で決着つけるしかないわね」みたいな会話があって、その時点で高市総理の中には選挙があったってことだよね。
期日前氏:いや、そうですね。
今野記者:それで結論が、19日に高市さんが会見するまで、これ以上の詳細は分かりませんと。ただ吉村代表の方から、70分の会談後の記者のぶら下がり会見の内容は、自民と維新の連立政権の信を問う。もう一つが、自民と維新の連立政権の合意書、12の政策合意、議員削減、副首都、社会保険の改革とか、色々ありますよね。外国人の土地規制の問題、あと旧姓使用の法制化。そういったものの信を問うっていう。そういった、連立の12の合意文書、あれに基づいて自民と維新が公約をそれぞれ作っていくことになりますよね。
期日前氏:そうですね。本当にそこを一つ目掛けて、一つの選挙の争点「自民・維新連立政権をオッケーとするかしないか」。「単独過半数」っていうとこよりも、基本的には。
今野記者:基本的に「連立での過半数」って吉村さんおっしゃってて。ただ、僕が聞いたように、自民党の古屋(圭司)選対委員長、あの高市さんに兄貴分で親しい、とか鈴木幹事長と集まってるんだけど、そこで古屋さんは「単独過半数を狙う」って言ったらしい。もちろん維新を信用しないわけじゃないのかもしれないけど。高市さんと吉村さんの関係はいいのかもしんないけど、自民と維新の関係がそんなにいいかって言ったらさ……。
期日前氏:うーん。
今野記者:自民と公明と違って選挙はガチンコでやり合うんでしょ?これが新しい連立の形だって吉村さん言っててさ。ちょっと公明と自民みたいに、選挙での運命共同体でもないわけだし。 もっと言っちゃえば、閣内にも入ってないから、学者さんから言ったら連立政権じゃないっていうね。だって内閣の責任共同で負ってないわけだから。
期日前氏: そうですね。
今野記者: だからあれだよね。本音は単独過半数狙いたいんだよ。
期日前氏:だから、いずれは維新と切れるというか、交渉力を弱めるというか。これが自民・維新で過半数になるのかならないのかで、定数削減が進むのか進まないのかも決まってくるって感じですよね。
今野記者:そう。だから、自民・維新で、もちろん与党過半数行くか、これは高市総理の信任に関わる話だから大事なんだけど、もう一個、裏テーマとして、今回の選挙は「自民単独過半数行くかどうか」だよね。これ(自民の議席)が今191ぐらい。ただここに多分、世耕さんと萩生田さんとか次選挙通ったら復党するでしょ、おそらく。
期日前氏:はい。
今野記者:で、今199ぐらいあるのかな?あの、無所属で自民の会派には入ってるけど、政党として自民党に入ってない人。そうするとでも、35から40ぐらい勝たないとダメなんですよ。
期日前氏:そうです。そこを上積みできないとダメっていうような形になる。
今野記者:ただ、現有議席から30か40、もし勝つようなことあれば、高市総理の政策推進力とか政権基盤は間違いなく強くなるよね。逆に、過半数行っても10ぐらいしか増えないとかさ、増えても5とか、もしくは減らしたりしたら、目も当てられないっていう状況だよね。
期日前氏:そうですね。今高市さんの、支持率が高くて、結局自民党がどこまでそこで伸ばせるのかっていうのを何回も喋ってる内容で、これがどっちなのかなっていう風に思っているんですけども。ある自民党に関わっている方が「神風が吹いてる」って。
今野記者: 言ってたね。
期日前氏:「神風」ってあんま言わないっすよね。
今野記者:言わないね。で、どこか教えてくれなかったからね。でも、わかんないんだ、これ情報戦だから。それは多分ちゃんとした定量的なデータに基づいてんだろうけど。僕が取材してる立憲の人でも「そんなに地元で(調査)とると悪くない」っていう人もいるから。
期日前氏:だからやっぱ地元に根づいている方に関しては、基本的に例えば新興政党が出てきたとしても、そんなに剥がれないっていう。参院選は選挙区も広いですし、参議院議員と地元の人はそんな密接じゃなかったりもするんですけど。(衆院選の)小選挙区に関しては、後援会とかしっかり作っていけば、そんなに剥がれないってパターンもあったりしますよね。

今野記者: でさ、まあ289小選挙区あって。100はいかないけど、50以上は1万票差ぐらいなとこがあるでしょ、多分。何が言いたいかってさ、結構ちょっとした風で、最後にガーっと変わるのはこの選挙制度。オセロみたいな選挙制度じゃないですか。要は、小選挙区って一人しか受からないわけだから。選挙区にほぼ全部(候補者を)擁立するのは、自民党と、多分立憲民主党は「200ぐらい」行ってて。自民党は多分280ぐらい出すよね。今、あと残り20って言われてんだよね。
期日前氏: ま、でもどんどん多分出してくる。
今野記者: 出してくる。ほぼ埋めるでしょ。で、立憲民主党が今170ぐらい。現有議席148に対して、289のうちで今、170ぐらい出せてんだよね、現職入れてね。そうすると、あと30ぐらい上積みすると、200だ。これが行くかどうか。高市さんは多分あれだよ、必ず来るよ。「1月27日公示、2月8日(投開票)」っていう戦後最短。早ければ早いほど野党準備できないもん。あと野党の共闘もできないじゃん。
期日前氏: いや、そうですね。擁立とかも全然間に合わないですし。
今野記者: 国民民主党、擁立間に合わないじゃん。間に合うの、参政党ぐらいですよ。何度も言うけど、あそこすごいね。
期日前氏: いや、あそこはすごいです。既にだってもう60人ぐらい、国民民主を上回る数を擁立されていて。
今野記者: うん。ただ国民民主は40、今立てられているんだよね。現有議席27、目標51、立てる目標が100。だけどこれもう、100は届かないんじゃない?
期日前氏: そうですね。
今野記者:もったいないよね、国民民主って確かに今政党支持率、高いから。僕は50(人)出せば可能だと思ってるし、今回も50は行くと思うんだけど。そもそもさ、候補者がいなかったら、どんなに政策が良かろうが玉木(雄一郎)さんに人気があろうが、勝ちようがないじゃん。
期日前氏: そうですね。いやでも本当、今かき集めにかき集め、とにかく擁立しようとしてるっていう。でも既に、もう毎日、今擁立者みたいな、「この選挙区に出る」みたいな発表がありまして。今日、滋賀1区に(候補者を)立てるって言ったんで、維新の政調会長、斎藤アレックスさんと。だから元々、国民民主党にいて、前原(誠司)さんと一緒に出ていって、そこに国民民主が立てるんで。そうなると(野党が)分裂して、自民が1個増えるのかとか。

今野記者: そうね、自民は大岡(敏孝)さんだよね。おっしゃる通り、だからこの選挙って結構やっぱり、どっちかって言えば、高市自民が今の状況だとちょっと有利になるかもしんない、19日に会見してだけどね。これ野党が混乱した状況で戦が始まるわけだよね。陣地が整わないうちにさ、総勢で攻めるような戦いだからさ。そうなんだよ。これどうあがいても調整しないから。国民民主と維新出れば、やっぱ票割れるよね。
期日前氏: そうですね。だから各政党、比例とか上積みしたいですし、選択肢を作りたいんでどんどん出してくんですけど、そうすると(野党支持票が)割れて自民が通って、結局単独過半数とかそっちの方に行ったりする。じゃあ果たして、この出していく戦略が正しかったのか、みたいな。多党化だと過半数割れ狙った方が……だから、(野党の戦略立てが)結構難しいなっていう。
この詳細は、ぜひ動画本編でご確認ください!
選挙ドットコムちゃんねる、ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
※本セミナーにつきまして、衆議院解散の意向表明を受け、
急遽開催を中止させていただくこととなりました。※
SNS3大プラットフォームの担当者と2026年最新「ネット選挙」を語り尽くす無料セミナーを開催!【政治家・秘書・選対関係者向け】
なぜ今、ショート動画なのか? 拡散の仕組みはどうなっているのか? ネット選挙の最前線を知る3社と選挙ドットコムが、2026年最新のすぐに使える実践ノウハウをお伝えします。
【有権者の心に響く第一印象を。選挙ドットコムで、あなたの情報を掲載しませんか?】
選挙ドットコムの政治家情報ページには、顔写真やSNSアカウントへのリンクなどを完全無料で掲載いただけます。
有権者の皆さまにとって、こうした情報は候補者一人ひとりを知るための大切な第一歩になります。
ぜひ、あなたのページを充実させて、有権者の皆さまとの距離をぐっと縮めてみませんか?
情報掲載をご希望の際は、こちらのフォームよりお送りください。皆さまからの情報をお待ちしております!
※申請は「政治家・候補者本人」または「政治家・候補者本人から承諾を得ている方」に限ります。承諾がない場合は掲載できませんこと、予めご了承ください。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします