2025年の参院選に向け、立憲民主党の小川淳也幹事長と国民民主党の玉木雄一郎代表という二人の有力政治家の地元である香川選挙区(一人区)が激戦区として注目を集めています。2025年3月10日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、ゲストの選挙芸人の山本期日前氏に香川選挙区の情勢や展望について伺いました。
期日前氏は、香川選挙区の注目ポイントとして次の3点を挙げています。
現時点では、自民党現職の三宅伸吾氏、国民民主党新人の原田秀一氏、参政党新人の小林直美氏の3名が立候補を表明しています。一方、立憲民主党は候補者擁立を見送るとの報道もある中、期日前氏は「立憲が(候補を)立てるかどうかで、国民民主党への影響は大きく変わってくる」と指摘し、この一人区での国民民主党の勝敗が今夏の参院選全体の情勢を占う鍵になると語ります。
一人区では、候補者の一本化が勝敗を大きく左右するため、野党候補の調整が重要なポイントとなります。香川では立憲民主党と国民民主党の双方に一定の支持基盤がありますが、期日前氏は「自民党に勝つなら、国民民主党の候補者を立てるべき」と断言。仮に立憲民主と国民民主の2党で予備選を実施した場合でも、国民民主党が勝利すると予想します。
その根拠として、過去の得票数から見た国民民主党の地力の強さを挙げています。昨年の衆院選比例票では、国民民主党が前回選挙より得票を増やし、約10万票を獲得。自民党との差をわずか2万票にまで縮めました。
さらに、市町村別に見ても、国民民主党は都市部の高松市だけでなく、他の地域でも自民党や立憲民主党を上回る得票を記録しました。一般的に、野党勢力が与党に対抗する場合、都市部で票を伸ばし、その他の地域で差を埋める戦略をとることが多いですが、香川の場合は「違う次元」での戦いになっていると期日前氏は解説します。
また、選挙結果を左右するもう一つの要素が、公明党支持層の動向です。これまで自民党を支持してきた公明党ですが、今回は地元選出議員の女性スキャンダルのあおりを受けて、これまでの選挙とは異なる動きが見られるかもしれません。
期日前氏は「維新の大阪、国民民主党の香川みたいになっている」と分析。香川選挙区では、野党勢力の調整や公明党の動向次第で、自民党が苦戦する可能性も浮上しており、今後の展開が注目されます。
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