今夏に予定されている2025年参議院議員選挙(以下、参院選)。現在、政権与党の自民党・公明党は衆議院で過半数を割っており、参院選の最大の焦点は「与党が参議院でも過半数割れするかどうか」にあります。日本屈指の「選挙通」である選挙プランナー・松田馨氏とMC山本期日前がこの注目選挙の展望を語り尽くしたのが、2025年2月15日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」です。
参議院は定数248のうち、半数ずつを3年ごとに改選する仕組みです。つまり、今回の選挙では約半数の議席が争われ、残りの半数(非改選)はそのまま維持されます。
前回(2022年)の参院選では与党が76議席を獲得し、大きく議席を伸ばしました。そのため、今回の参院選では与党が50議席を確保すれば、引き続き過半数を維持できることになります。
松田氏は「前回の“貯金”が大きい」とし、与党が今回の選挙で改選・非改選を合わせたトータルの議席で過半数を割る可能性は低いと指摘します。
しかし、一方で、「改選議席だけに注目すると、与党が過半数割れする可能性は十分にある」とも分析しています。
今回の選挙で最も注目すべきポイントは、32ある「一人区」の戦いです。
松田氏は、2012年以降続いてきた「自民党の一強多弱」構造が変化しつつある点を指摘。
これらの要因から、自民党の「一強」が崩れるフェーズに入ったと分析しています。
特に野党が候補者調整に失敗し、共倒れすれば与党に有利になりますが、
逆に、勢いのある国民民主党などが一人区で勝利を重ねれば、与野党逆転の可能性も出てくるとの見方を示しました。
また、比例代表では、前回ほどの得票を与党が確保できるか不透明であり、新興政党が一定の議席を獲得する可能性もあるといいます。
松田氏「もし自民党・公明党が改選議席で過半数を大きく割り込むと、3年後の参院選で“借金”が大きくなり、ほぼ間違いなく過半数割れするでしょう」
つまり、今回の参院選の結果は、3年後の参院選の勢力図にも大きな影響を及ぼすということです。
与党は過半数を維持できるのか?野党はどこまで勢力を伸ばせるのか?2025年夏、日本の政治勢力図を左右する重要な選挙が迫っています。
動画ではこのほか、衆院選で躍進した国民民主党の勢いがどこまで続いていくのか、過去の選挙分析からみた与党50議席のハードルなどについても語っています!
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