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2025年1月8日に公開された動画のテーマは、「2025年に衆院解散はあるの?」です。
ゲストに作家・乙武洋匡氏と選挙プランナー・松田馨氏をお招きし、衆院が解散して、衆参ダブル選挙の可能性や自由民主党や立憲民主党の現状について語ってもらいました。
【このトピックのポイント】
MC鈴木邦和「衆議院は2024年10月に投開票したばかりですが、今年も再び解散総選挙があるのでは?という噂があります。どのようにお考えですか?」
乙武氏は「ないと思う」と即答。
解散権を行使するには理由が必要ですが、石破政権が解散する理由がありません。
選挙のためだけの解散は「僕はマイナスに働くと思う」とコメントしました。
松田氏も「全く同感です!」と苦笑。
松田氏のあっさりとしたコメントに焦りながら、MC鈴木が理由を問います。
過去に実施した1980年、86年の衆参ダブル選は、自民党が大勝しました。しかし、今年ダブル選挙を行うことに自民党側のメリットはないと松田氏。「少数与党はしんどい。そういう時に人間は一発逆転に賭けたくなるわけですよ。そういうこと言う人はいると思いますけど、(自民党にとっては)リスクしかない」と述べました。
逆に、野党側が「政権はどっちがいいですか?」と有権者に迫るぐらいの勢いで仕掛ければ、「野党にとって有利なダブル選挙になる可能性がある」と松田氏は語りました。
MC鈴木「石破総理ではなく、支持率が高くなるような人に顔を変えて選挙をやったらどうかという意見については、どう思いますか?」
松田氏は「ちゃんと第50回衆院選の反省をしろ!」と厳しい口調で訴えます。
自民党は、人気がある石破氏を総裁に選んだ後、すぐに選挙を行って惨敗の結果に。
松田氏は「顔を変えたら勝てるみたいなことはない!ないと思わないと話にならない。そういうことを言う人は、昨年の衆院選の敗戦から何も学んでいないので、ちょっと顔を洗って出直してこい!」と喝を入れました。
この先、国会で野党側から内閣不信任案が出されて可決する可能性はあるのでしょうか?
松田氏は「あり得る」と回答。
内閣不信任案が可決され内閣が総辞職し、自民党の総裁が変わる可能性は十分あると松田氏は語ります。
また、石破茂総理のままで衆議院が解散し衆参ダブル選挙になる可能性は非常に低いと松田氏。
石破氏から総裁が変わった上でダブル選挙というのも「前回の総裁選からのこの流れで考えた時にもうごまかせない。正直、それは自民党もさすがにわかっている人の方が多いと思います」と、ダブル選挙の可能性を否定しました。
MC鈴木「自民党がこの先、浮上する未来が見えづらいですが、どうしたらいいのでしょうか?」
松田氏は、裏金問題にちゃんと決着をつけるのかがポイントだと語ります。
政治資金規正法を改正しても「内部のケジメがちゃんとつけられていないという印象を拭えていない」と指摘します。
ケジメをつけられないなら「もう1回、野党になるしかないんじゃないか」と言及し、それほど国民の政治不信が強く、自民の支持率も低迷していると語りました。
MC鈴木「乙武さんは、この先の政治状況をどう見ていますか?」
派閥があった岸田内閣までは、自民党のドンとして麻生太郎氏が「お前は辞めろ」などの発言がニュースになることもありました。石破総理に対して、意見を言う存在はいるのかが気になっていると乙武氏。
松田氏「本来は、副総裁の菅さんということになるのでしょうが、よくわからないですね……」
一方、自民党本部は、広報や選対などの役職長に優秀な人を配置して、テコ入れをする動きもあります。そのため「それほど(選挙で)大崩れしない可能性もある」と松田氏。「ただ、今の体制でずっと行くのはかなり苦しいんじゃないかな」と述べました。
野党第一党の立憲民主党の動きはどうなのでしょうか?
松田氏は、立憲民主党は議席数に対して国民民主党よりも扱いが小さく、存在感が低下していると指摘します。
ただ、野田佳彦元総理が代表になり、小沢一郎氏と手を組んで「もう1回政権交代を!」という動きもあります。
松田氏は「野党側から衆参ダブルを仕掛けていくような、そういう政局を作っていくという可能性はあるかもしれない。勝負をかける野党側からすれば、千載一遇のチャンスだ」と語りました。
野党は千載一遇のチャンス到来!?自民党は再生できるのか?
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