2017年に衆議院議員総選挙が行われてから今日でちょうど2年が経ちました。
この2年間、国政では様々な出来事がありました。これまでに行われた政治をあなたがどう評価するかは、次回の投票先を決める非常に重要なポイントになります。
それでは、次回の衆院選で投票の参考になる国政の動きをまとめてご覧ください。
2017年10月22日、前回の衆議院議員選挙が実施されました。
特徴的だったのは自民党の勝利・立憲民主党の躍進です。自民党は比例で66議席、小選挙区で218議席を勝ち取り、追加公認された議員も含めると衆議院の議席の61%を占めることになりました。
一方、野党では立憲民主党が比例で37議席、小選挙区で55議席を獲得し、野党第一党に躍り出ました。当時勢いがあったかと思われていた希望の党は大きく失速し、代表・小池百合子氏の地盤である東京10区でも擁立した議員が落選する等、苦戦を強いられました。
・希望の党から国民民主党へ
希望の党は代表を小池百合子氏から玉木雄一郎氏に引き渡し、次の道を歩むことになりました。
民進党から立憲民主党も含めた統一会派結成を打診されましたが、党内では意見が別れ事実上分裂。希望の党は解党し、現在の国民民主党の前身となる「国民党」と、松沢成文氏(現・日本維新の会)を中心とした新しい「希望の党」に分かれました。
現在の希望の党は政党要件を失っていましたが、旧希望の党から離脱した一部のメンバーで運営されています。
・日本のこころ解散
日本のこころは2017年衆院選で議席を獲得することができず、2018年に解党しました。
・統一地方選の実施
2019年4月、平成最後の選挙となる統一地方選が実施されました。
>>統一地方選を振り返る(選挙ドットコム特設ページ)
・参院選の実施
2019年7月21日に参議院議員選挙が実施されました(後述)。
・投票率は下降トレンド……
地方選を含め、全体を通して投票率は下降傾向にありました。
・その他
平成から令和へ元号の変更、消費増税、内閣改造等がありました。
・改憲勢力が議席を落とし、3分の2割れを起こす
自民党は議席を落とし、連立与党である公明党・改憲に積極的な維新の党・改憲に積極的な無所属の議員を加えた改憲勢力は参議院議員議席の3分の2を獲得できませんでした。
改憲の発議が可能になる「議会の3分の2」を獲得できなかったことは、改憲勢力にとって大きな痛手となりました。
・れいわ新選組、NHKから国民を守る党が台頭
山本太郎氏率いるれいわ新選組が2議席を、立花孝志氏率いるNHKから国民を守る党が1議席を獲得しました。
・TwitterやYouTube等のネット戦略が影響力を上げている
与野党ともにTwitterやFacebook等のSNS、YouTube等の動画サイトを活用したネット選挙が影響力を増しています。選挙時のみでなく、当落選後もインターネットを活用している政治家の数が日々増えているようです。
内閣改造も終了し、次回の衆議院議員選挙がいつ実施されるのかが話題になっています。年内に実施される説もあれば、東京オリンピック・パラリンピックが実施された後の2020年秋に実施される説もあり、詳細はまだわかりません。
いつ選挙が実施されようとも、有権者がチェックすべきポイントのひとつは「今の政治に満足しているか?」です。
今一度現状の政治について考えてみましょう!
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