9月12日告示・27日投票が予定されている自由民主党の総裁選に、林芳正(はやし・よしまさ)衆院議員が9月3日に立候補を表明しました。このコラムでは、林氏のプロフィールや政策をまとめました。
林氏は1961年1月19日生まれ、山口県出身の63歳。
東京大学法学部卒業後、三井物産、山口合同ガスなどの民間企業勤務や海外留学、父の林義郎衆院議員の政策秘書などを経て、1995年参議院議員選挙(山口県選挙区)で初当選を果たします。参議院に5期連続当選したのち、2021年に衆議院に鞍替えし、山口3区で初当選を果たしました。
現在は内閣官房長官を務めています。これまでも外務相や防衛相、農林水産相、文部科学相などの要職を歴任しました。
自民党総裁選には2012年に続いてニ度目の挑戦となります。
林氏は総裁選立候補に当たり、総裁選特設サイトに以下の理念を掲げています。
人にやさしい政治、「仁」の政治
現在、自民党は「政治とカネ」の問題により、大変信頼を損ねる事態となっており、党員・党友のみなさまに多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
党所属の議員が起こした重大な事態について組織の長として責任を取るという岸田総理の姿を目に焼き付け、その覚悟を心深く刻み、全力で自民党の信頼回復に努めるとともに、国民の共感を得られる政治を実現してまいります。
私は平成7年の初当選以来、防衛大臣、経済財政担当大臣、農林水産大臣、文部科学大臣、外務大臣、そして現在の官房長官と、閣僚を歴任したほか、党における税調、行革を始めとした政策作り、国会における議運、予算委員会の理事といった国会運営にもあたってまいりました。
こうした政治人生30年における豊富な経験と実績を活かし、この国の抱える様々な課題を一つずつ確実に解決し、誰もが誇れる日本の未来を創造します。
現在の日本は、足もとでは、コロナ禍がようやく収まり、賃金の上昇も始まり、経済の回復・成長に向けて動き出しておりますが、少子高齢化の進展や、地方を中心とする人口減少、格差の拡がり、といった構造的な課題に加え、地球環境の変化、自然災害の巨大化や、世界平和が当たり前ではなくなりつつあるといった、地球規模のリスクにも直面しています。
そんな中で、私たち日本人の多くは、将来への不安にとらわれ、なんとなく元気になれない、安心できない生活を送っていると感じます。
私は、政治の力、政策を力強く遂行することによって、こうした不安を解消するとともに、各世代の誰もが、多様な選択肢を掲げることでより明確な未来への希望が持てる、充実した“ウェルビーイング向上社会”を実現するため、日本の舵取りをしていきたいと考えています。
官房長官の経験も活かし、省庁間の壁を越えた政策を作り、より明るい未来に向かって、安定した、国民が安心できる、人にやさしい政治、「仁」の政治を行っていく、その過程において党員・党友の方々はじめ、全ての国民のみなさまとともに考え、ともに取り組んでまいる所存です。
林氏は9月3日に開いた会見で以下のように語りました(一部抜粋)。
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