
4月1日に告示された弘前市長選では、新人の畑山聡氏(63)、同じく新人の桜田宏氏(58)、現職の葛西憲之氏(71)の無所属3名が立候補しました。投開票日は4月8日です。
今回は国立病院機構弘前病院と弘前市立病院を統合した中核病院構想の是非、町づくり政策などが争点と考えられます。

元市議の畑山氏は、全国と比べて弘前市の賃金が低いことを危惧し出馬を決意。さらに現市政に少子高齢化に対する長期戦略が欠けていることを批判しています。今回の争点である中核病院構想については、国主体での整備・運営が望ましいとして反対の立場を取っています。また、市民の所得の増大を目的とした大企業誘致や国民健康保険料の負担軽減を実現したい考えです。
畑山氏は弘前市生まれ、金沢大学卒業。東北女子大教授などを歴任し、2011年の弘前市議選で当選、1期務めました。現在は地方の活性化などを調査研究する非営利組織の代表として活動しています。

元市観光振興部長の桜田氏は、「市民生活を第一に」を政策理念のキャッチコピーに、
・くらし 雪国の快適なまちづくり
・いのち 健康・長寿の推進
・ひと 地域を担う人育て
・財政支出の見直し
・「指定ゴミ袋」の見直し
・中核病院問題の早期解決
・米、りんごなどの農業振興
といった具体策を政策に掲げました。「市民の暮らしに寄り添い、命を大切に、次世代を託す人を育て、暮らして良かったと思える町をつくりたい」と決意を述べています。中核病院構想については、運営主体を含めた協議を含め早急に解決したい考えです。
桜田氏は弘前市生まれ、弘前大学卒業。1983年に弘前市に入庁し、観光物産課長、市民協働政策課長、政策推進課長、観光振興部長等を歴任しました。

3選を目指す葛西氏は、「オール弘前」体制で一体となる地域経営を行い、市民が地域に愛着と誇りを持つことで地域の活力につながる、という理念に基づいた姿勢を目指しています。2010年に「対話に基づく市民主権の実現」を約束し、政策間連携、地域間連携、官民連携などの取り組みを実施しました。今後は「担い手の確保」を喫緊の課題に、緊急対策プログラムを提供するほか、市民が支え合い安心して暮らせる「地域共生社会」を実現させたい考えです。さらに中核病院構想は専門家会議の結論を尊重し、先行的に整備したい、と訴えています。
葛西氏は弘前市生まれ、函館工業高等専門学校卒業。1967年に青森県に入庁し、土木部公園整備推進室長、県土整備部道路課長、弘前県土整備事務所長、県土整備部長等を歴任しました。2007年に退職し、道路公社、土地開発公社、住宅供給公社理事長に、同年12月には弘前副市長に就任しました。2010年および2014年の弘前市長選に当選しています。
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