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【秋田知事選】現職 VS 元職の戦いに切り込む。共産党 山内梅良氏の学歴・経歴・人柄は?

2017/4/6

選挙ドットコム編集部

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4月9日に投開票を迎える秋田県知事選。立候補したのは無所属で元知事の寺田典城氏(76)、新人で共産党公認の山内梅良氏(69)、現職の佐竹敬久氏(69)の3名です。
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町議員として、県議員として、秋田のために

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山内梅良(やまうち・うめよし)氏は1948年旧雄和町生まれ。金足農業高校卒業後、全労済や山内満法律事務所(事務局長を経験)で務めました。その後は雄和町議7期(副議長として2期)、建設交通委員・議会運営委員・百条調査特別委員・子育て教育調査特別委員を歴任しました。

2003年の県議員選に秋田市選挙区から出馬、初当選を果たします。建設委員や総合防災対策調査特別委員としても活動しましたが、2014年の県議員3期目の途中で衆議院議員を目指し秋田1区から立候補していますが、落選しています。

人口減少を止めるためにも若者支援に力を入れたい

山内氏の掲げるスローガンは「命と暮らし最優先の県政へ」。若者や子育て世代への支援を公約の柱としました。具体的には正規雇用の拡大、保育士・介護士の給与引き上げ支援、保育料や18歳までの医療費の無償化、といった政策です。シングルマザーや低所得・サービス残業に苦しむ若者などの子育て世代への支援を徹底すれば、人口減少の歯止めにつながる、と主張します。

また、秋田県は食品加工業が少ないことが弱点である、と指摘。コメやエダマメの一大産地という特長を活かし切れていないのが現状であり、大手企業の誘致よりも地域産業を活性化し、地元の産業によって秋田を豊かにすることが大切だと考えています。

新文化施設の整備は「優先度が低いため白紙撤回」、サッカースタジアムの整備は「優先度を見極めたうえで判断、今は検討に値しない」と考えています。知事の退職金を全額カットし、必要な政策を実施した上で余ったお金をスタジアムやアリーナの整備に回したい、と述べています。

演劇や津軽三味線が元気の源

山内氏は高校卒業後、演劇サークルで活動していました。俳優を目指していた頃に共産党に誘われ、入党しました。現在の趣味は津軽三味線で、発表会にも出演しています。
今回の知事選では、20年ぶりの直接対決となった現職の佐竹氏と、元職の寺田氏に注目が集まっていますが、山内氏は「若いころ、芝居では常に主役だった。選挙でも、決して脇役にはならない」と述べています。

前回は無投票だったため、2009年ぶりとなる秋田県知事選。2009年の投票率は67.39%と、日本の県知事選で最も高い投票率となっていました。三つ巴となる今回も高い投票率が予想されます。

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