連日マスコミを賑わす小池百合子東京都知事。支持率絶大の都知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が、今年の都議会議員選挙で旋風を巻き起こしそうです。
その時期は、街頭もニュースもワイドショーも新聞も週刊誌も、都議選一色になるはず!
いち都民として筆者も注目したいと思います。
しかしながら実は筆者は、
「都議会議員選挙って、夏っていうけど正確には今年のいつあるの?」
「何人くらいが受かるの?」
「そもそもどんな人が立候補するの?」
などなど、都議会議員選挙の基礎中の基礎すらわかっていない、知識ナシナシの都民なのでした…。
選挙権を得てからかなりの年月がたつのに、こんな基本的なことも知らないなんて、なんてことだー!
こんなんじゃ、18歳で選挙権を手に入れたボーイズ&ガールズに素朴な疑問を訊ねられても、なにも答えられそうにありません。
なによりも、意識の高い皆さんの前ではこの事実は恥ずかしくって言えません…。
…というわけで急遽『都議会議員選挙の基礎知識』を勉強したいと思います!
この記事をご覧のご同類の皆さま。もし良かったら、ここでこっそり一緒に学んでまいりましょう〜!
よくおわかりの皆さまも、ご確認の意味でお読みいただけると幸いです。
都議の任期は4年。
任期満了(もしくは議会解散)で選挙となります。
2017年の都議会議員選挙は任期満了により実施。
6月23日告示、7月2日投開票の予定です。
夏のはじめの選挙なんですねー!
日差しの中で熱弁をふるう候補者の皆さんも、投票に行くわたしたちも、熱中症は免れることができるでしょうか…?
ところで、よくこんがらがる「公示」と「告示」の違いですが、
衆議院の総選挙と参議院の通常選挙=公示
それ以外の選挙=告示
とざっくりと覚えていればいいようです(公示は、天皇陛下の国事行為を伴う選挙のときだけに使用)
東京都議会の議員定数は127なので、都議になれるのは127人です。
ワオ! 127人ですか〜!
「え、そんなに(多…)」とか思ったんですが、東京都民が1,360万人超えであることを考えると、けっして都議の椅子は多くはないような気がしてきます。
都内は42個の選挙区に分けられています。
(23区+12の市+多摩地区6+島部1)
選挙区は1人しか受からない場所から8人も受かる場所まで様々で、それぞれの内訳は以下の通りです。
議席は人口に応じて割り振られています。
皆さまがお住まいの場所は、定数は何名でしたか?
筆者が住んでいる区は、思ったよりも定数が多かったです。なのですが、実は人口で平等に議席を配分したら、本来はあと一人定数を増やすべき地区になるそうです。ええー!
これがいわゆる「1票の格差」や「逆転選挙区」などの根っこなのですね!
報道ではよく目にする言葉ですが、現在の議員定数も知らないのでは話に参加する以前の問題でした…(恥)
微々たる収入から血税を払っている身の上なのですから、今後税金の使い道に意見を言ったり悪態をついたりするためにも、少しは勉強しようと思いました。
立候補できるのは『選挙権を有する25歳以上の人』とされています。
選挙権の要件は
日本国民であること
年齢が満18歳以上であること
東京都に引き続き3ヶ月以上住んでいる
ことです。
上記の条件を満たしているので、筆者でも立候補は可能そうです。
ただし、立候補にあたっての供託金(60万円)が必要だそうです。あの、一定票獲得しないと没収されてしまうというアレですよ(汗)しかも数百万と言われる選挙費用もかかります。それらを捻出することができれば…私でも立候補できるようです。
記事執筆(2月10日)現在、
第1党は自民党で57議席
第2党が公明党で22議席
民進党18議席
共産党17議席
と続きます。
この勢力分布に大影響を及ぼしそうなのが、小池都知事が事実上率いる「都民ファーストの会」です。
「都民ファーストの会」では、2次公認(現段階)の前職・現職の方から、都知事主催の政経塾「希望の塾」の塾生から選ばれた新人の方まで、幅広い候補者を擁立する模様です。
単独過半数にいくかは分かりませんが、他党との連携や協調もあるでしょうし、この夏に都議会の勢力図はガラリと変わりそうです!
今度の都議会選が注目されているのは、有権者の多い首都・東京の選挙だからというだけでありません。
都政の改革をはじめ、東京オリンピックの経費削減問題、築地市場の豊洲移転問題など、全国的なニュースになる問題が争点となる選挙でもあるからです。
築地市場の豊洲への移転は、折に触れて築地場外に食材を買いに行く筆者にとってもたいへん重要な問題です〜!
就任以来、小池知事が都民に提示した様々な問題を、どう導き解決していくのか?
その諸問題が争点となるであろうこの夏の都議会議員選挙。無党派の風はどう吹くのかも気になります。都議選についての勉強を継続しつつ、今後の展開を注視したいと思います!
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