6月23日告示・7月2日投開票を予定されている都議会議員選挙に向けて、注目を集めている「都民ファーストの会」が三次公認を発表しました。
1月23日に行われた一次公認では、音喜多駿氏(北区)、両角穣氏(八王子市)、上田令子氏(江戸川区)の現職3都議と、都知事選で小池知事を支援し、自民党を除名された本橋弘隆・豊島区議の4名が公認されました。
続く2月6日の第二次公認では、民進党を離党した前都議の伊藤悠氏と増子博樹氏、また、小池知事を支援して自民党を除名された7人の区議のうち、尾島紘平 練馬区議と村松一希 練馬区議のあわせて4名が公認を受けていました。前都議の伊藤悠氏と増子博樹氏はともに民進党からの公認を予定されていましたが、1月27日に民進党に離党届を提出していました。
今回の第三次公認を受けたのは4名で、ともに区議会議員で希望の塾の塾生です。
・保坂まさひろ(台東区議会議員)
・馬場信男(足立区議会議員)
・佐野いくお(小平市議会議員)
・関野たかなり(東大和市議会議員)
4名の経歴を簡単に見てみましょう。
保坂氏は1974年、東京都台東区池之端生まれです。なお、父親は、元参議院議員の保坂三蔵氏です。
地元の池之端幼稚園・忍岡小学校・上野中学校を卒業し、高校は東海大学付属高輪台高等学校に進みます。その後、東海大学政治経済学部を経て、米WVウエズリアン大学大学院を修了しています。
大学院時代は経営管理学を学び、あわせて、「米国で最も貧しい州のひとつにある大学院に入学し、語学、学問だけでなく生活実態も経験。大国アメリカの実情を学んだ」そうです。
大学院卒業後はANA(全日空)に入社し、米ニューヨーク支店JFK国際空港に配属されます。9.11同時多発テロを職務中に体験し、旅客の安全、帰国手配等のために奔走しました。このことから、都市の危機管理に関心を深めます。
2002年にはバンダイに入社し、玩具、模型営業を経て、海外事業部で海外グループ会社の事業戦略を支援します。
政治家としての経歴は、2015年からです。台東区議会議員選挙に立候補し、4,425票でトップ当選しています。
馬場氏は1961年、足立区生まれです。地元の舎人小学校・第十四中学校を卒業し、國學院高等学校・國學院大学文学部史学科に進学します。大学卒業後は株式会社ゴルフダイジェスト社に入社し、広告営業を務めます。
実家は幼稚園を経営していますが、その理由は馬場氏が幼少期に「近くに通える幼稚園が無かったから」。開園50周年を迎える実家の幼稚園が地元足立区の住民から愛される様子を見て、自分自身も「地域に貢献したい」と政治の世界に挑戦しました。2003年より当選を重ね、現在は4期目を務めています。
佐野郁夫氏は1956年、小平市生まれです。小平第六小学校、小平第二中学校、都立三鷹高校を卒業後、明治大学農学部に進学しています。高校時代は柔道部に所属し、黒帯の腕前です。
1983年には、米国カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポナマ校環境デザイン学部大学院修士課程を修了しています。帰国後は、東洋造園土木(株)に入社。施工現場を中心に、三年間携わりました。1986年からは(株)都市計画研究所に所属。全国各地の自治体の緑地計画、環境計画に関わってきました。
1994年からは佐野環境デザインを設立し、自営で緑地計画、公園の設計等、様々な都市計画関連のプロジェクトを行ってきました。また、小平市にある国土建設学院で非常勤講師としても都市緑化計画、都市計画を担当しています。小平市議会では4回の当選を果たしており、議院運営委員会、生活文教委員会に所属し、小平都市計画マスタープラン全体構想特別委員会では委員長を務めています。
関野杜成氏は、1973年10月14日生まれの現在41歳。都立北多摩高校を卒業後、衆議院議員の下で政策を学び、29歳の時には、東大和市議会議員選挙で初当選を果たしています。
当選後は、商工会青年部・東大和青年会議所や、東大和おどりフェスティバルなどで活動し、2015年には4期目の当選を果たしています。座右の銘は「習うより慣れろ」と「具体的な対案の無い批判は意味がない」で、趣味は、散歩やキャンプ、そして山ごもりなどです。
選挙ドットコムでは今後も都議選候補者情報を掲載していきます。
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