去る7月2日、東京都議会議員選挙の投開票がおこなわれ、小池百合子都知事の率いる都民ファーストの会が擁立した50人のうち49人が当選する圧勝との選挙結果となりました。
休みなく朝から晩まで選挙活動に明け暮れた候補者の皆様には、当選された方にもそうではない方にも、とにかく「お疲れ様でした!!」と申し上げたいところです。同様に、応援演説で都内を駆け回った小池都知事も大変だったでしょう。
小池都知事就任から約1年、去年の百合子グリーン旋風が記憶に新しい方もいらっしゃいますでしょうが、小池都知事はファッションやテーマカラー戦略を非常に大事にされる印象があります。
その小池都知事の、今回の都議会選挙でのファッションを、主に小池百合子公式SNS(Twitter、Facebook)の画像で振り返ってみたいと思います。
いよいよ公示日!
6月23日の小池都知事は明るい緑色、ライムグリーンと言うのでしょうか、黄緑のジャケットにて渋谷選挙区の龍円あいり候補の演説からスタートされています。
翌日24日は、ライムグリーンのプリーツのアンサンブルにて八王子選挙区の滝田やすひこ候補の応援などに入られています。今回の選挙戦では、とにかくこのライムグリーンのアンサンブルの着用頻度が高いです。
選挙期間中でも、都議選の応援以外の用事ではグリーン以外の服を着用している写真も見受けられますが、都議選の応援においてはほぼこの2着の着回しで乗り切っている様子が伺えます。
後半戦はインナーを変えての応援演説姿も見受けられます。
また、6月、東京は梅雨の時期の選挙戦ということで…
雨の日は緑色のカッパ姿で登場されることもありました。このカッパがどのメーカーのものか特定できませんでしたが…ぬかりなく百合子グリーンのカッパを仕込んでいるあたり、さすがです。
参考までに、去年の都知事選で着ていた服を見てみましょう。同じ緑色は緑色でも、今年のライムグリーンとはやや違った薄い緑色のインナーを着た写真が見られます。
また、選挙ポスターの写真は、ジャケットこそ緑色ではありませんが、インナーには今年ヘビーローテーションしていた緑色のプリーツ服です。
先月、都民ファーストの候補者にお話を伺ったところ、今回の都民ファーストのポスターやリーフレットに使われていたテーマカラーの緑色を背景にすると、暗めの緑色だと保護色のように沈んでしまい、明るいライムグリーンが1番映えるとのこと。ファッションに詳しい都知事はこのあたりは計算済みなのでしょうか。
今回の選挙で、候補者と握手している小池都知事の写真は3パターンあります。(ライター伊藤調べ)
それぞれ違う色のジャケットを着た小池都知事の写真を、各候補者で使い分けているようです。
小池都知事が何枚緑色の、あるいはそれに合わせた服を持っているのかは不明ですが、シーンに合わせてかなり考えて服装を決めている様子はTwitter、Facebookからも見て取れます。
小池都知事が率いた都民ファーストの会に限らず、今年の選挙戦ではポロシャツ姿で街宣する候補者の姿も目立ちました。TPOに合っていれば、熱中症も心配される夏の選挙で無理にジャケットを着る必要もないのかもしれません。
また都民ファーストの会内では「そんなに短期間に(ポスターやイメージカラーに合った)緑色の服を用意出来ない」との声も聞かれました。小池都知事は無理に会派の候補者に緑色の着用を強制しているわけではないようです。
着ている服の色だけがその人の人柄や能力を表すわけではもちろんありませんが、色もまた我々有権者にとって、1つの判断や、わかりやすさの基準になるのではないかと私は考えています。
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