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【米原市長選挙】米原駅の統合庁舎建設計画が争点。現職 平尾道雄氏 VS 新人 松﨑淳氏

2017/2/17

選挙ドットコム編集部

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任期満了に伴う米原市長選は2月12日に告示され、いずれも無所属で連合滋賀の推薦を受け、自民党と民進党の国会議員、チームしがの滋賀県議らが支援する現職の平尾道雄氏(66)と、前市議で新人の松﨑淳氏(40)が立候補しました。投開票日は2月19日です。

今回は、JR米原駅東口の統合庁舎建設計画の是非、人口減少対策、教育支援などが争点となっています。米原市では合併後、山東・伊吹・米原・近江の旧4町の庁舎を継続使用する「分庁舎方式」が続いていましたが、庁舎を統合する計画は、昨年3月には市議会で否決されたものの6月に市議会で可決されるなど、一昨年から賛否両論がありました。今選挙で改めて民意が問われます。

統合庁舎計画から中心市街地を作りたい。現職 平尾道雄氏

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3期目を目指す平尾氏は、これまでの2期の実績を強調し、昨年6月に可決された統合庁舎建設計画をさらに進め、中心市街地の形成を図りたい考えです。昨年9月に立候補の意思を表明した際、合併11年目で庁舎の位置も決まり、米原駅周辺を核としたまちづくりを始めたいと述べていました。また、市独自の給付型奨学金などによる教育支援も公約に掲げています。

平尾氏は東洋大学卒業後、旧米原町役場に入庁。企画調整課長、総務課長などを歴任し、2005年2月の伊吹・山東・米原の3町合併によって誕生した米原市の初代市長に無投票当選に初当選。2009年に落選を喫しましたが、2013年にふたたび市長に返り咲きを果たしています。

庁舎計画もまちづくりも市民の声を反映させたい。新人 松﨑淳氏

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新人の松崎氏は、統合庁舎建設計画そのものの白紙撤回を訴えています。庁舎については住民投票などの実施によって市民の意見を反映させ、庁舎予定地は商業地として売却することを公約に掲げました。民間出身ならではの発想による「米原大改革」の実現を目指し、市議会議員からの当選を目指します。

また、昨年10月に立候補を表明した際は、現市政を「市民の声が届いておらず、一部の声のみが重用されている」と批判。統合庁舎の建設場所が米原駅東口に決定した過程も不明瞭と指摘し、さらに市の財政規模に新庁舎が合っていないと感じていることから、計画の白紙を訴えています。

松崎氏は慶応大学大学院修了後、市みらいつくり隊員、オーストリア航空社員、日本航空社員などを経て。2013年2月の市議補選で初当選。同年10月に再選し、現在は2期目の途中でした。

前回の投票率は61.88%。庁舎計画の是非が問われる今回は?

今回の最大の争点である統合庁舎建設計画を始め、市民が県南部や愛知、東京へ流出する「人口減少問題」も抱えています。さらに中山間地域の高齢化・過疎化、観光振興対策など、課題が山積みとなった状態が続いています。今回も前回同様、高い投票率となるでしょうか。

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選挙ドットコム編集部

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