政治家の本当の姿を伝える、選挙ドットコム「政治家インタビュー企画」。
今回は、自由民主党の東京都議院議員、いずみ武彦氏にお話をうかがいました。
いずみ氏は、東京慈恵会医科大学卒業後、病院勤務、クリニック院長を経て、2012年東京都議会議員補欠選挙に当選。現在2期目を務めています。
<参考>ホームページ:http://izumitakehiko.com/index.html
私はもともと医師で、ご自身では外来へ来られないような寝たきりの患者さんのところへ往診に行ったりなど、訪問診療及び地域医療に力を入れていました。そして、医療従事者という立場から地域医療・在宅医療を今後充実させていくためにはどうすれば良いのかをずっと考えてきました。しかし、医師の立場からだけでなく、もう少し別の視点から地域医療・医療政策を見ることが出来ないだろうか、自分の思いを実現できる仕事がないだろうかと考えたことが、政治を志したきっかけです。誰もが安心して地域で最期を迎えることができるような東京都にするのが政治家としての私の目標です。
「都民が主役」。
私が特に力を入れている政策は、3点あります。
まず一番に、医療政策です。
人は等しく健康でなければ豊かな生活を送ることができません。私は「健康」を3つに分けて定義しています。病気に対して健康であること。精神的に健康であること。社会的に健康であること。どれも重要なことです。
この健康をどのようにして維持していくか、明るく楽しく健康寿命を延ばすことができるかを考えています。これが全ての政策につながってくると思います。
次に、介護についての政策です。
誰もが介護を受ける側になる可能性があります。その時に安心して介護を受けられる制度を整えることが重要です。しかし、現状ではその環境作りができていません。家族が要介護者になったときに負担が非常に重い。これでは安心して年をとることが出来ません。その結果、社会的な健康や心の健康も損なわれてきます。このような事態を先延ばしにしないように、介護問題に注力していきたいと思います。
最後に、葛飾区の防災についてです。
葛飾区はいわゆるゼロメートル地帯です。周囲には川が多く流れ、昔から川の氾濫がおこる水害に弱い地域です。地域の避難経路を確保したり、景観のことだけではなく災害面からも無電柱化に取り組んだり、災害時の拠点となる病院との連携を進めたりといった防災活動にも力を入れています。
選挙は都民の代表者を選ぶもので、一票でも多くの票があることが民意であると思います。それ以上でもそれ以下でもないのではないでしょうか。どんな一票でも同じだけの価値を持ちます。
都議会議員選挙は大変だという方も多いかとも思うのですが、私自身は選挙については楽しくやらせてもらったなと感じています。選挙を通じて、自分に夢を託してくれ、自分のことを応援してくれる人に多く出会えたからです。私は医師ですから、私を応援してくれる方の願いは「健康であり続けたい」とか「幸せに生きたい」という思いの方が多く、理念が共有できたため非常に楽しく活動できました。
実は、東京都議会はまだネット選挙を経験していないんですが、その立場から発言させていただきます。私は、これからの時代は今までの手法のみでは民意をしっかりと反映できないと考えています。インターネットも様々な手段の中のひとつとして重要なものだと思います。今までの手段では一定層の民意しか吸い上げることができなかったところにインターネットを加えると、様々な意見を吸い上げることができます。SNSも有効活用したいですね。個人的にはまだまだネット選挙をうまく活用できていないと思っているので、勉強してより有意義な取り組みをしていきたいと考えています。
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