先月行われた東京都知事選挙で初当選を果たし、初の女性都知事となった小池百合子氏の就任から早くも1ヶ月の時が経ちました。都議会は「ドン」こと、自民党・内田茂氏の存在で動いているとメディアで報道されるなど、都民の代表者が集まっているはずの東京都議会ですが、いったいどんな場所か、全くイメージがない都民は多いでしょう。そこで今回は、東京都議会を見学してきました。
東京都議会は、東京都庁の向かい側にあります。都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」のA3出口より徒歩1分という好アクセスです。
各入り口に立つ警備員の方の所へ行き、入場の目的と氏名・電話番号・住所などを専用の用紙に記入すると通行証をもらえます。
この通行証は、議会内にいる間は必ず身につける必要があるので外さないように要注意です。今回は、議会の開会期間中ではなかったので議会内の見学だけでしたが、見学だけでも同じように目的と個人情報の提出が必要です。
7階に上がると、あのテレビでよく見る議場に入ることが出来ます。
・・・今回は残念ながら閉会期間中でしたので見学のみでした。都議会の開会中に東京都議会を傍聴することもできます。
なお、そのためには、一般傍聴券というものを手に入れる方法と、議員の紹介してもらう方法の2つがあります。
一般傍聴券は、本会議当日、開会予定時刻1時間前の12時から、先着順に1人1枚ずつ、都議会議事堂2階の受付で配布しています。一般傍聴券は186枚しか配られないレアチケットなので早めの待機が必要です。また、委員会の傍聴についても同様に、開会の1時間前から、議事堂2階の受付において、先着順に1人1枚ずつ傍聴券を配っており、配布数は委員会室の広さにより異なります。開会時間や傍聴券の配布数については東京都議会に問い合わせる必要があります。(電話03-5320-7126 / Fax03-5388-1779)
議員の紹介が無い方は、傍聴券のために並ぶ必要があるなど、少し大変にも思えます。が、なんと、本会議及び予算特別委員会は、手話通訳付きで庁内CATVにより同時中継放送もしており、都議会ORコーナーなどで会議当日に視聴することもできるので、都民の皆様、積極的に都議会に足を運んでみるのもどうでしょうか? なお、次回の本会議の開会は9月28日です。
議会内に入場し、二階に上がると「都議会PRコーナー」というフロアがあります。東京都議会では、開かれた議会として、都議会を身近に感じられるよう、議事堂内に見学コースを設けています。この「都議会PRコーナー」では、見学者用のリーフレットなど、資料も頂くことが出来ます。フロア内には様々な展示物があり、東京都議会の組織をわかりやすく学ぶことが出来ます。
しかし、せっかく丁寧に説明や対応してくださる担当者の方がいるのに、見学者は全くいませんでした。担当者の方曰く、団体旅行の集団が来るときは多少混雑するものの、残念ながらほとんど人が来ない日もあるそうです。確かに、平日の9時から17時まで(土曜日、日曜日、休日及び年末年始はお休み)しか開いていないPRコーナーに、セキリュティチェックを受けてまで行くかといわれたら・・・東京都議会さん、改善が必要かもしれませんね。
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