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ケイティ・ペリーがヌードで投票呼びかけ!アメリカはスケールが違う!

2016/10/28

ひがし みすず

ひがし みすず

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11月8日に予定されているアメリカ大統領選挙に向けて、各界のスターが投票の呼びかけを行い、支持する候補の応援を始めています。SNSを使いこなす若いファンを抱えるセレブもいれば、1年前からあの候補を応援していたアスリートも! 投票まで残り1ヶ月を切ったこれからも、更に応援合戦が加熱していきそうです。
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ケイティ・ペリーが選挙啓発(?)動画を投稿。ヌードで呼びかけ

人気歌手のケイティ・ペリーはアメリカのコメディ動画メディア「ファニー・オア・ダイ」にアメリカ大統領選挙への投票を呼びかける動画を投稿しました。この動画は「ファニー・オア・ダイ」の”Everybody Votes”キャンペーンの一環として、ケイティ・ペリーファン世代の若者に投票を促す!? 内容に仕上がっています。

時計をベッドサイドテーブルからはたき落とし、髪の毛にダーツが刺さったままパジャマ姿で投票所へ向かうケイティ・ペリー。投票所には様々な服装をした人が訪れており、ブリーフ姿やスライムまみれで投票を行う人を紹介しながら「投票に行くのに服装は関係ない」と笑顔で説明。最後はケイティ自身が突然ヌードになり、警察に連行されるオチがついています。

Youtubeにも”What Do You Care About?”と称したアメリカ大統領選挙の投票啓発動画がアップロードされています。この動画にはアン・ハサウェイ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリア・ロバーツ、ロバート・デ・ニーロといったセレブが総動員され、アメリカ大統領選の争点や投票の際のポイントについて真剣な面持ちで述べています。

 

 

アメリカのセレブ達はどの党を応援している?

アメリカ大統領選挙の候補は民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏。
クリントン氏のライバルだったバーニー・サンダース氏は「打倒・トランプ」のためにクリントン氏を応援することを既に表明しており、今回は2名の一騎打ちとなっています(先日の東京都知事選で野党統一候補・鳥越俊太郎氏を応援するために下野した宇都宮健児氏を思い出すのは私だけでしょうか?)。

先述の動画で「投票」を呼びかけていたセレブ達の中には、個人的に支持する候補を公言している人物も多数います。傾向としてはハリウッド業界には民主党支持者が多く、トランプ氏の過激な差別発言に怒りを露わにする人も。InstagramやTwitterといったSNSを活用して自身の応援する候補への投票を呼びかけたり、選挙自体への投票を呼びかけたりする活動が今後も活発化しそうです。

トランプ氏の支持者はオバマ大統領政権に不満を持ち、変革を起こそうとしているトランプ氏に賛同したり、彼のビジネス手腕と大統領としての斬新さを期待している人が多いようです。

ケイティ・ペリー→民主党・クリントン氏を支持!


先ほど全裸で投票しようとしていたケイティ・ペリーですが、実は彼女はヒラリー・クリントン氏の支持者。まだサンダース氏とクリントン氏が争っていた時期からInstagramに上の写真をアップロードし、クリントン氏を応援することを表明していました。

 

 

クロエ・モレッツ→民主党・クリントン氏を支持!

#imwithher

Chloe Grace Moretzさん(@chloegmoretz)が投稿した写真 –


映画『キック・アス』のヒット・ガール役で有名な女優クロエ・モレッツ(なんとまだ19歳!)もクリントン氏を支持しています。自身のInstagramには何枚もクリントン氏支持を表明する写真をアップロードし、#imwithher というハッシュタグも使いこなしています。日本からもクリントン氏を支持したい人は#imwithher を使うとクロエまで届くかも!?

 

 

クリント・イーストウッド→共和党・トランプ氏を支持?

映画監督のクリント・イーストウッド氏はEsquireのロング・インタビュー中で大統領選についてこう答えています。

ESQ: What do you think of Hillary?

CE: What about her? I mean, it’s a tough voice to listen to for four years. It could be a tough one. If she’s just gonna follow what we’ve been doing, then I wouldn’t be for her.

ESQ: But if the choice is between her and Trump, what do you do?

CE: That’s a tough one, isn’t it? I’d have to go for Trump
引用:http://www.esquire.com/entertainment/a46893/double-trouble-clint-and-scott-eastwood/

このインタビューを読む限りではトランプ氏を強く支持している様子は伺えないものの、クリントン氏とトランプ氏を比較してトランプ氏に投票しようとしているようですね。

マイク・タイソン→共和党・トランプ氏を支持!

言葉を濁したクリント・イーストウッドに対し、ボクシング元ヘビー級王者のマイク・タイソンは
Let’s run America like a business, where no colors matter
と、トランプ氏を断固支持することを約1年前から表明。彼らは既に交友関係があり、マイク・タイソンは優秀なビジネスマンであるトランプ氏の手腕を買っているようです。

日本と選挙制度が違うとは言え、見習うべきところはあるかも?

日本では政治と芸能活動をリンクさせることはタブーとされており、例え血縁関係であっても芸能人が選挙活動をしている様子はなかなか見られないものです(大阪府吹田市長の息子さんがお笑い芸人・ジャルジャル後藤さんだって知ってました?)。

アメリカのセレブたちの自由ではきはきとした政治的主張を見ていると、政治で腫れ物のように扱う日本の空気が堅苦しく思えてきますね。

実際に前回のアメリカ大統領選の18~29歳の投票率は前々回からポイントを下げて(重要)45.0%と、日本の20代の投票率を10ポイント近く上回っています。ちなみに日本では、前回の参院選であれだけ国が頑張って「投票に行こう!」と啓発した18歳・19歳を合わせた投票率が46.78%です。

アメリカ大統領選挙と違って、日本では我が国のリーダーである首相を直接決めるのは一部の国会議員であり、私たち一般の国民ではありません。私が普段「日本の政治ライター」をしていても、華やかな大統領選と比べて日本の選挙ははるかに地味な印象です。

それでも国民が自分たちの代表を決める選挙が政治を動かし、変え、国の進む方向を決めるのはアメリカも日本も同じことです。たまには思いっきり自分の主義主張を発信する人もいても良いのではないでしょうか?

日本の芸能人の政治活動と言えばいきなり出馬。それ以外では、せいぜい「投票に行こう!」とだけ呼びかけるのが定番コースだと思います。しかし「投票に行こう!」と言われたところで「誰に投票したらいいのか分からない」気持ちが上回ってしまい、結局棄権をしてしまう人も多いのではないでしょうか。支持する候補者の存在する芸能人が”支援者”という立場で情報発信を行うことで、各候補の政策の浸透や候補者同士の比較が容易になれば、日本の投票率の底上げにちょっとは貢献してくれるのではないかしら?と、一般人は思うのでありました。

そこのモデルさん、次の選挙では1日だけインスタでコーデの写真削って、選挙についての投稿をぜひぜひお願いします!!

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ひがし みすず

ひがし みすず

自称日本一意識低い政治ライター。日本女子大学理学部卒業後、ベンチャー企業を経て2016年フリーライターとして独立。選挙ドットコムの素人代表の一人として意識低い記事を量産している。

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