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LINE公式アカウントは自民一強ならぬ「公明一強」?!国会議員のSNSフォロワー数を徹底比較!

2020/3/16

選挙ドットコム編集部

選挙ドットコム編集部

SNS上でフォロワーの多い国会議員は一体誰?選挙ドットコムでは国会議員のSNSを集計・分析していますが、今回は選挙ドットコムが把握している国会議員のSNSアカウントのフォロワー数をランキング形式で比較してみたいと思います。国会議員のTwitter、Facebook、YouTube、Instagram、LINE公式アカウントの3月時点でのフォロワー数を調査・集計したところわかったのは…

調査概要

対象:選挙ドットコムが把握している国会議員の各種SNSアカウントの3月時点でのフォロワー数。

方法:TwitterはAPIを用いてフォロワー数を集計、Facebook・Instagramは分析ツールのCrowdTangleを用いて集計、YouTube・LINEは選挙ドットコムが把握しているアカウント(YouTube:チャンネル、LINE:LINE公式アカウントのみ、個人アカウントは含まない)の登録者数・友だち数を集計。YouTubeチャンネルの登録者数は仕様により前3桁の簡略表記。

Twitter:安倍首相と河野防衛相が圧倒、立憲・蓮舫氏が続く!

まずはTwitterのフォロワー数をご紹介します。トップは安倍晋三首相で調査時点では170万人弱でした。2位は選挙ドットコムが毎週掲載している国会議員Twitterのリツイート数ランキングでも度々上位にランクインしている河野太郎防衛相で130万人超です。野党の国会議員の中でトップで全体の3位は立憲民主党・蓮舫氏でフォロワー数は49万人弱でした。4位・5位にも自民党の議員が続いていますが、5位以下を紹介すると6位から順に国民民主党・原口一博氏、自民党・片山さつき氏、自民党・和田政宗氏、社民党・福島瑞穂氏、国民民主党・小沢一郎氏となっており、トップ10のうち6人が自民党の議員でした。

Facebook:トップ5を自民党が独占!野党でトップは…

Facebookのフォロワー数では1位から5位を自民党で独占する結果になりました。Twitterと同じく安倍首相、佐藤正久氏が上位にランクインしましたが、2位には小泉進次郎環境相、3位には元SPEEDの今井絵理子氏が続いているなど少し違った様子です。5位以下には6位に菅義偉官房長官が入った他、7位に公明党の佐々木さやか氏、8位から10位はそれぞれ河野防衛相、野田聖子氏、石破茂氏と続きトップ10も自民・公明の与党で独占しています。野党で最もFacebookのフォロワー数が多かったのは11位にランクインした日本維新の会・足立康史氏で約1万7千人でした。

YouTube:動画発信力のある国会議員は…?

国会議員のYouTubeチャンネルの登録者数トップはTwitterでもおなじみ(?)の河野防衛相でした。2位に日本維新の会・足立康史氏、3位に国民民主党・玉木雄一郎氏がランクインするなど、YouTube以外のSNSでの情報発信にも力を入れている国会議員が並んでいる印象です。5位以下を紹介すると、6位から順に立憲民主党・須藤元気氏、NHKから国民を守る党・浜田聡氏、自民党・山田太郎氏、共産党・小池晃氏、日本維新の会・柳ヶ瀬裕文氏が続いており、昨年7月の参院選を経験した参議院議員のチャンネルで登録者数が比較的多いようです。

Instagram:首相官邸の発信と「インスタ映え」の激突?

Instagramのフォロワー数ランキングも他のSNSとは異なる顔ぶれが並んでいます。トップに安倍首相、2位には菅官房長官がランクインしましたが、3位以下は自民党・今井絵理子氏、立憲民主党・蓮舫氏、自民党・野田聖子氏が入り、女性議員が続いています。トップ10に範囲を広げてみても7位に自民党・三原じゅん子氏、9位に公明党・山本かなえ氏がランクインし、トップ10のうち半数が女性議員でした。フォロワー数上位の投稿の中身を見てみると、安倍首相・菅官房長官の投稿は会合の様子など政府としての投稿が多い一方で、今井絵理子氏、蓮舫氏の投稿にはプライベートを感じさせる内容も織り交ぜられており、一口にフォロワー数が多いといっても投稿の内容は対照的なようです。

LINE公式アカウント:公明党が上位を独占、LINEは自民一強ならぬ「公明一強」?!

今回のSNSフォロワー数比較で最も驚きの結果が出たのがLINE公式アカウントの友だち数です。上の図の通りトップ5を公明党で独占しています。5位以下を含めてもなんと1位から19位までが公明党の国会議員のLINE公式アカウントで占めており、他のSNSとはかなり傾向の異なる結果となりました。ちなみに公明党以外で最上位だったのが20位の国民民主党・田村まみ氏、自民党で最上位だったのが23位に入った自民党・山田太郎氏でした。

まとめ:SNSでも与党が優位?野党議員の発信力はどこまで伸びる?

Twitter、Facebook、YouTube、Instagram、LINE公式アカウントの5つのSNSで国会議員のフォロワー数を調査・比較してみたところ、各種SNSによって上位にランクインしている顔ぶれには違いがあることがわかりました。一方で全体的にみると自民党の国会議員のフォロワー数が多い傾向にあり、その中で野党の国会議員がそれぞれ健闘しているといった様相です。またLINE公式アカウントでは公明党が上位をほぼ独占しており他の4種とは大きく異なっています。

今後国会議員のSNS利用はどのように進んでいくのでしょうか。選挙ドットコムでは引き続き政治家・国会議員のSNS利用状況を分析していきたいと思います。

※編集部注:今回調査・分析の対象としたのは3月時点で選挙ドットコムが把握している国会議員のSNSアカウントとなるため、最近アカウントを開設・運用を開始した国会議員のアカウントは含まれていない可能性がございます。予めご了承ください。

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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