ここ最近テレビでも取り上げられることが多く、FacebookやTwitterと並び、すっかりお馴染みのSNSとなったInstagram(以下、インスタ)。
撮影した写真や動画をアプリ上でフィルター加工することで、何気ない写真も簡単にオシャレに変身させ、共有できるSNSとして人気です。
また、ハッシュタグが浸透しており、共通のハッシュタグを付けられた投稿は一覧で見ることができ、直接の知り合いでないユーザー同士もこのハッシュタグをきっかけに気軽にいいね!やコメントをし合ったりと交流できるのが面白味のひとつです。
世界規模でのユーザー数は2014年12月には3億人、その9ヶ月後の2015年9月末には4億人を突破したという発表があり、とにかくその勢いはとどまることを知りません!(ちなみにTwitterの世界でのユーザー数は、約3億人とのことで、こちらをゆうに越えています。)
日本でのユーザー数は2015年10月の発表では約810万人となります。
特に若い世代を中心に流行中。首都圏の電車の中で10〜20代がいじるスマホ画面がちらっと見えたかと思うと、大抵インスタ!と感じるほどの浸透ぶりです。
これだけ話題となっている理由には、モデルや芸能人、スポーツ選手など影響力の大きな人たちが多くインスタを利用していることも挙げられます。
国内では芸人の渡辺直美が、約333万人のフォロワー数を掲げており1位です。
次いでモデル・女優の水原希子、タレントの木下優樹菜などフォロワー数200万人を越える著名人ユーザーが、私生活の一部や仕事の裏側などを何気なく投稿すると瞬く間に多くのコメント・いいね!が付き盛り上がっています。
なんと、そんな華やか(?)な場との結びつきがあまりなさそうな政治家にも、インスタユーザーがちらほら。
今回は政治家のインスタから2名のアカウントをご紹介します。
大阪市議会議員 伊藤良夏(大阪維新の会)議員
元モデルとして、コレクションや企業広告出演経験もある “美人すぎる市議”伊藤良夏議員。2015年夏には高級車の購入に政務活動費を一部充てていたとして批判を浴びましたていました。(批判を受け政活費はすでに返金と説明)
ファッションやオシャレフードと相性の良いインスタ。
元モデルだけあり、伊藤議員はその手の世界との親和性が高いのか、食事や日常の一コマ写真をフィルター加工してアップしており、まるで現役モデルかのようなキラキラ自撮りも多数。選挙前の街頭応援や党の会議の様子を投稿していることもあります。
衆議院議員 井林辰憲(自民党)
男性議員でインスタをマメに更新している議員もいます。静岡2区から選出された井林辰憲衆議院議員です。
アメブロやFacebookなどもかなりの頻度で更新しており、かなりのソーシャルメディア好きと見受けられます。
インスタでの投稿は、国会や会合での食事が多め。「#国会ライフ」「#井林ふらり」など独自ハッシュタグも付けて、インスタ利用にも小慣れ感がありますね。
政治家たちは、結局インスタを使って何がしたいの?
今回は2名のインスタ政治家を紹介しましたが、利用が確認できている他の方のアカウントを見ても、先の2名と同様に、食事や訪問先の風景、会合や街頭演説の一部、をメインに投稿していました。
食事やプライベート写真は、正直「誰得?」と思ってしまうし、政治活動の風景はオシャレ空間であるインスタとあまりにミスマッチ…。
インスタユーザーの若い世代にも身近に思ってもらい政治に興味を持って欲しいという狙いがあるのかないのかはわかりませんが、インスタ活用の意図が汲み取りづらい利用ぶりとなっています。
写真で政治活動を伝えたいのなら、たとえば自身が取り組む施策の現状や、施策を講じたことによって改善された様子など、切り口はもっと他にもあるのではないでしょうか。
参照:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01HMS_R01C15A0TI5000/
参照:渡辺直美Instagram(https://www.instagram.com/watanabenaomi703/)
参照:大阪市議会議員 伊藤良夏(大阪維新の会):https://www.instagram.com/yoshikaito/
参照:衆議院議員 井林辰憲(自民党):https://www.instagram.com/ibayashi.tatsunori/
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