平成25年4月19日、インターネット選挙運動解禁以来、政党、議員それぞれがホームページ、Twitter、Facebookなどを駆使し、情報発信に努めているようです。
そこで、解禁から2年が経過し、政界においてもWebの運用が定着してきている今、もっともSEO(特定のキーワードにおいて、サーチエンジンの検索結果ページで上位に表示させる施策)に強い議員はいったい誰なのか?ネット上の戦いで勝利を得ている議員を、複数のキーワードから調査してみました。
「そういえば、この顔見たことある!」「コメントいつも読んでいる!」という議員が登場するかも!ぜひ、ご覧になってください。
有権者に日頃から政策を呼びかけたり、活動報告を行ったりするのに有効なホームページ。全政党、そして多くの議員が、現状における支持者の確保、新たな支持者の獲得などのために、次期選挙に向けて情報発信を行っています。
ここで情報発信者にとって大切なことは、発信した情報が確実に有権者に届いているのかどうか?ということ。「ホームページを作成してアップしただけで十分」なんて思っているのだとしたら、大間違い!ネットの世界では発信した後から本当の戦いが始まるのです。
今、世間で情報発信を積極的に行っていることで有名な政党、およびその党首を、ホームページを参考にピックアップしてみました。
目次
民主党 Webサイト https://www.dpj.or.jp/
TOPページに画像と動画、イラストをふんだんに使い、最新情報を発信しています。ニュースピックアップ、岡田代表の画像、新着ニュース、民主党の重点政策、DPJチャンネル、全国の民主党、イベントなど、1ページだけで民主党の動き・政策・特徴などがわかる構成が特徴。サイト内のニュースコンテンツへの内部リンクが多く、SEO対策も意識したサイトづくりになっているといえるでしょう。
共産党 Webサイト http://www.jcp.or.jp/
しんぶん赤旗、雑誌・書籍など、インーネットが普及する前から情報発信に力を入れていた共産党。ホームページ内のページが豊富なのはもちろん、Twitter、Facebook、LINEでの情報配信、また、ニコニコ動画、Youtubeによる映像配信も積極的に行っています。
公明党 Webサイト ⇒ https://www.komei.or.jp/
政党マスコット「コメ助」のゲーム配信を発表した公明党。党ホームページではニュースピックアップとともにマンガ、写真、動画などさまざまなコンテンツを用意したり、コメ助を登場させたりすることで、とっつきやすい印象のホームページに仕上げています。
民主党 岡田克也代表 ⇒ Webサイト http://www.katsuya.net/
党のホームページ同様、記者会見や最新ニュースを掲載し、情報が詰まったサイトとなっています。週刊ビデオメッセージ、Facebook、ブログなどへのリンクももれなく設置されています。
共産党 志位和夫委員長 ⇒ Webサイト http://www.shii.gr.jp/
TOPページには、Twitterとの連動、新着情報、志位委員長の活動時の画像などが掲載され、衆院本会議での答弁などのYoutube動画、メッセージ送信画面への誘導リンクも設置されています。
公明党 山口なつお代表 Webサイト ⇒ https://www.n-yamaguchi.gr.jp/
TOPページにアクセスすると、インパクトのある山口代表の写真が目に飛び込んできます。Facebookを連動させたり、公明ニュース、動画配信にリンクさせたりしており、やはり最新情報を届ける工夫が見られます。
政党や議員のホームページの来訪者は、サイトのURL、もしくは議員名や党名を直接入力して見に来る人たちばかりではありません。情報を得たいと思っている政治関連のことば(キーワード)を検索した際に、たまたま表示されたことをきっかけに見にくる人もいます。
このように特定のキーワードに興味を持っている人たちに自身のサイトを見てもらうことができれば、新しい有権者の獲得につながりますね。上位表示させるためのSEO対策は、このようなケースで効果が期待できるというわけです。
実際に下記のキーワードをGoogleに入力して、SEO対策に強い議員を探してみました。それぞれ、最初に出てきた議員(個人のホームページ、またはブログ)をご紹介しましょう。
自民党 衆議院議員 岡山県第四選挙区支部 橋本がく氏
「宮崎謙介議員の国会議員育休宣言をめぐる議論について」
http://ga9.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-683d.html
※ちなみに、辞職した宮崎謙介氏のホームページは、橋元氏よりも前に表示されていました。
http://ameblo.jp/miyazaki-kensuke/entry-12110615141.html
民主党 衆議院議員 えだの幸男氏
「事務所案内」
http://www.edano.gr.jp/access2.html
民主党 参議院議員 神奈川県選出 牧山ひろえ氏
「TOPページ」
http://www.makiyama-hiroe.jp/
維新の党 衆議院議員 神奈川8区選出 江田けんじ氏
「政治姿勢」
http://www.eda-k.net/policy/stance.html
参議院議員 埼玉県選挙区 こうだ邦子氏
「TOPページ」
http://kouda-kuniko.com/
生活の党と山本太郎となかまたち 参議院議員 山本太郎
「太郎ライブラリ」
http://www.taro-yamamoto.jp/files/5487
おおさか維新の会所属 前衆議院議員 山之内つよし
「TOPページ」
http://yamanouchi-tsuyoshi.jp/
※前職ですが、特別にピックアップ!
現在は、飲食業界、美容院業界、一般企業など各業界ともに自社(自店)ホームページのSEO対策は常識的なものになっていますが、政界においてもSEO対策に本腰を入れるときが来ているのではないでしょうか。
ご紹介した政党や議員のサイトは、いずれも情報が満載!最新ニュースや画像・動画をふんだんに盛り込むことで、キーワードを意識したりリンクを設置したりすることがSEO対策として大切だということがわかります。ただ、意味のないキーワードの羅列はスパム行為とみなされることがありますので、詰め込みすぎには注意が必要ですね。
また、今回は、単語で検索し調査を行いましたが、選挙間近になると、有権者は気になる“政策”や自身の“選挙区”などを入力して検索することが多くなります。そのため、政党や政治家のWebサイトをつくる際は、「有権者は何を検索するのか」「どんなキーワードに興味を持っているのか」を十分に考えたうえで内容を考えていくと、効果的なサイトづくりができるでしょう。
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