9月29日、新潟県知事選挙が告示されました。10月16日の投開票に向けて、4名の候補者が争います。
新潟県は、柏崎刈羽原発を抱えており、県知事の意向は再稼働の是非にも大きな影響をもたらします。これまで3期12年を務めていた泉田裕彦前知事が突然、不出馬を表明したことで、注目の選挙となりました。
泉田裕彦前知事は、地元の新聞社「新潟日報社」との関係性がこじれたことにより、「このような環境の中では、十分に訴えをお届けすることは難しい」と述べています。
【激震】新潟知事・泉田裕彦氏が、急遽出馬とりやめ! 新聞社と知事のケンカに県民は傍観するのみ >>
その泉田裕彦前知事の「後継」を強調するのは、医師の米山隆一氏(49)です。米山隆一氏は、 民進党衆院5区総支部長を務めており、次回の衆議院議員選挙に民進党の候補として出馬するものと思われていました。しかしながら、泉田裕彦前知事の不出馬に伴い、「新潟県の新しいリーダーとして、県民の命と財産を守り、子どもたちの未来のため、ふるさと新潟のためにこの身をささげたい」と出馬を表明。これによって、民進党内部にも亀裂が走りました。
民進党は、米山隆一氏の立候補表明より前に、公認候補は出さず、「自主投票」と決めていました。そのため、米山氏が民進党に知事選の支援を要請するも、固辞。一方で、や民党や生活の党、共産党などは米山氏の支援を表明しました。
その結果、「けじめをつける意味で」と、米山氏は民進党を離党し、無所属で立候補するに至っています。
ハーバード大卒の医者。さらには司法試験も合格の天才
そんな米山隆一氏ですが、どんな人物なのでしょうか? Googleで「米山隆一氏」と検索すると、「他のキーワード」として「天才」と出てきました。
米山氏は現在魚沼市となっている新潟県北魚沼郡湯之谷村で誕生。地元の小学校・中学校を卒業後、日本最高クラスの進学校である灘高校に入学します。大学は東京大学教養学部理科三類に入学し、医学部を卒業。ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員としても活躍しています。
さらに驚きなのは、1997年には司法試験にも合格。理系の最難関と言われる医師免許のみならず文系でも最難関と言われる司法試験に合格しています。
政治家としての経歴は、2009年の衆議院議員選挙に立候補し、落選しています。この時は、自民党の公認候補でした。2012年には日本維新の会公認で出馬し、再度落選。2013年の参院選でも落選し、これまで3回、落選の経験を持ちます。
今回は民進党から離党していますので、政党も渡り歩いていることも分かります。
対抗馬とされているのは、森民夫氏(67)。これまで5期、長岡市長を務めた人物です。
1949年に長岡市で生まれ、地元の小学校・中学校・高校を経て、米山候補と同じく東大に進学。工学部を卒業し、建設省に入省しました。建設省時代は、東京ドームの建築や、阪神淡路大震災後の復興に携わっています。
長岡市長選挙に初出馬したのは1999年のことです。この時は、全く政党からの応援を受けず、高校の同級生などのボランティア組織で選挙戦を展開しました。対抗馬は全政党からの応援を受けている状態で、とても厳しい選挙戦でしたが、699票差で見事初当選を果たしました。森氏は、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に前向きな一部の県議から支援を受けており、原発政策をめぐるスタンスが、県知事選の争点となる見込です。
民進党は自主投票となっているものの、自民党は森氏への推薦を表明し、共産党・社民党・生活の党は米山氏を推薦している構図となっている新潟県知事選挙。与野党間の対決となっています。
他には、佐渡市の行政書士後藤浩昌氏(55)、新発田市の三村誉一氏(70)の2名が立候補しています。
選挙ドットコムでは引き続き、10月16日の投開票まで選挙戦の様子をお伝えします。
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