本日投票が行われた新潟県知事選挙は、これまで3期12年を務めていた泉田裕彦前知事が突然、不出馬を表明したことで注目の選挙となりました。
接戦の末、米山隆一氏に当選確実が出ました。米山氏は、前の県知事であった泉田裕彦氏の路線を引継ぎ、原子力発電所の再稼働には慎重な姿勢を続けるものと予想されます。
新潟県は柏崎刈羽原発を抱えており、県知事選挙の結果は再稼働の是非にも大きな影響をもたらします。泉田裕彦前知事は、地元の新聞社「新潟日報社」との関係性がこじれたことにより、「このような環境の中では、十分に訴えをお届けすることは難しい」と述べ、出馬を取り止めていました。
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当選確実となったのは、医師の米山隆一氏(49歳)。
米山隆一氏は、民進党衆院5区総支部長を務めていた経験もあり、次回の衆議院議員選挙に民進党の候補として出馬するものと思われていました。しかしながら、泉田裕彦前知事の不出馬に伴い、「新潟県の新しいリーダーとして、県民の命と財産を守り、子どもたちの未来のため、ふるさと新潟のためにこの身をささげたい」と出馬を表明。これによって、民進党内部にも亀裂が走りました。
民進党は、米山隆一氏の立候補表明より前に、公認候補は出さず、「自主投票」と決めていました。そのため、米山氏が民進党に知事選の支援を要請するも、これを固辞。一方で、社民党や生活の党、共産党などは米山氏の支援を表明しました。その結果、「けじめをつける意味で」と、米山氏は民進党を離党し、無所属で立候補するに至りました。
そんな米山隆一氏ですが、どんな人物なのでしょうか? Googleで「米山隆一氏」と検索すると、「他のキーワード」として「天才」と出てきました。
米山氏は現在魚沼市となっている新潟県北魚沼郡湯之谷村で誕生。地元の小学校・中学校を卒業後、日本最高クラスの進学校である灘高校に入学します。大学は東京大学教養学部理科三類に入学し、医学部を卒業。ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員としても活躍しています。
さらに驚きなのは、1997年には司法試験にも合格。理系の最難関と言われる医師免許のみならず文系でも最難関と言われる司法試験に合格しています。
政治家としての経歴は、2005年の衆議院議員選挙に立候補し、落選。この時は、自民党の公認候補でした。2012年には日本維新の会公認で出馬し落選。2013年の参院選でも落選し、これまで4回、落選の経験を持ちます。今回は民進党から離党していますので、政党も渡り歩いていることも分かります。
安倍総理は、原子力発電所の再稼働に慎重な米山隆一氏優勢の報道があったからか、13日には前県知事であった泉田氏と面会を行なっていました。
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今回の選挙結果は新潟県政みならず、国政へも影響します。噂される衆議院の解散が、今回の県知事選の結果を受けて遠のくのか、近づいたのか。選挙ドットコムでは今後、衆議院総選挙の可能性についてもお伝えしていきます。
※記事中に落選3回と記載がありましたが、落選4回の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。
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