7月6日、14時石田純一さんが都内で記者会見し東京都知事選への出馬について意欲を語りました。会見によれば、「出馬はまだ検討中のものの、野党4党が応援につけば出馬する」と発言。
また「野党が結集しないと想いを力に変換できないと思う。そこで野党統一候補なら受けさせて頂きたいと思った。ほかの人に決まったら喜んで応援させて頂きたい。野党候補が分散するなら自分が降りて応援する」とも語っており、最終的な判断は7月10日の参院選の後、野党4党の出方を見て決まるようです。なお、政党からの働きかけは現時点ではないとのこと。
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石田純一さんは、1954年にNHKアナウンサーだった石田武さんの長男として都内目黒区で誕生。父の仕事の関係で、4歳までアメリカで育っています。帰国後は都立高校の名門、青山高等学校を経て、早稲田大学商学部(後に中退)へ進みます。
大学では、演劇の演出にはまり、アメリカにも渡っています。
最初の妻となったのは、作家で活動家である星川淳さんの妹の星川まりさん。星川淳さんは、国際的な環境保護団体であるグリーンピース・ジャパン事務局長も務めた人物で、石田純一さんの周りには昔から活動的な方が多かったようです。
演劇集団「円」での下積み生活を経て、1979年にNHKドラマ「あめりか物語」でデビューを果たします。 1984年の昼ドラ「夢追い旅行」をはじめ、フジテレビ系列のクイズ番組「TVプレイバック」などで活躍を見せます。 そして1988年にフジテレビ系列のドラマ「抱きしめたい!」に出演したことから、数多くのドラマに出演し、バブル期を代表する俳優として活躍しました。
1988年には女優の松原千明さんと再婚し、仕事もプライベートも順調に見えましたが、ファッションモデルの長谷川理恵さんと不倫が報道されます。この際に「文化や芸術といったものが不倫という恋愛から生まれることもある」と発言し、石田純一さんと言えば「不倫は文化だ」というイメージが作られました。
2009年にはプロゴルファーの東尾理子さんと3度目の結婚、現在に至ります。
石田純一さんが、政治的な発言を行うようになったのは昨年の安保関連法案の決議のタイミングからでした。2015年9月17日の夜に、国会議事堂前で行われたデモに参加し、注目を集めました。さらには、かつての言葉「不倫は文化」に引っ掛け「戦争は文化ではありません。戦後70年間の誇るべき平和を80年、100年と続けていこう」と述べていました。
野党健闘中の愛媛県。現場の様子はこちら >>
そしてデモで発言を行なったことで、「テレビ番組を3つキャンセルされ」「CMも1つなくなった」「スポンサー2、3社から、広告代理店を通じて厳重注意を受けた」と週刊新潮の取材に答えています。
まだ明確に立候補を表明はしていませんが、これだけ大規模に集会を行なった以上は、これまでの芸能活動は続けていかないでしょう。運命の会見は日曜日の参院選の後。そして注目の都知事選は7月31日。結果はどうなるのでしょうか。
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