(本記事は、「18歳選挙権時代を先駆ける若者たちの声」特集の第二弾として、「Vote at Chuo!!」創設者兼現代表の古野香織さんに寄稿していただいたものです。)
選挙ドットコムをご覧の皆さま、はじめまして。
中央大学法学部3年生の古野香織といいます。私は約1年前に中央大学に Vote at Chuo!!というサークルを作り、現在代表を務めています。 今回は「18歳選挙権を先駆ける若者組織」の特集ということで、私たちが現在中央大学で行っている活動についてご紹介させていただきます!
Vote at Chuo!!は中央大学を日本一選挙がアツい大学にするべく、法学部はもちろん商学部 や経済学部、総合政策学部、理工学部までいろんなジャンルの中大生38名が集まる、ごくごく普通の「サークル」です。私たちが活動する上で大事にしているのは、半径5メートル の友達と政治や選挙の話ができるようになることであり、最終的には中大生3万人が当たり前に考えて投票に行く文化を創りたいと考えています。 これまでには、ミスコンとコラボした模擬投票企画や付属高校での主権者教育授業など、タ ーゲットを「中大生」、フィールドを「中央大学」として様々な企画を行っています。
そんな中、ついに今年7月に歴史的な選挙がやってきます。18歳選挙権となってから初の国政選挙である「第24回参議院議員選挙」です。この選挙、実は大学生が全員投票できるようになる初めての選挙でもあります。Vote at Chuo!!は、この参議院選挙にむけて企画を行っています。その名も「問う票所」。中大生みんなで一緒に選挙に関する疑問や不安を共有して、一緒に解決しよう!というコンセプトで、学内に2週間ブースを設置しています。
初めての選挙って、とにかくわからないことだらけですよね。
・「誰に投票したらいいの?」
・「どうやって投票したらいいの?」
・「ぶっちゃけ今回何が争点なの?」
・「住民票を移していな いから地元に戻らないと投票できないよね?」
・「お母さんが投票の案内を捨てちゃったから投票いけないかも・・・」
これらは実際に私が問う票所ブースで聞いた中大生の声です。そんな選挙に関する『わからない』をほったらかしにして、結局よくわからないまま投票日が過ぎていた、なんてことがあったら本当にもったいない!
実は私を含め、Vote at Chuo!! のメンバーのほとんどが今回初めて選挙にいくのですが、だからこそ共感できる『わからな い』という感覚があります。その感覚を大切に、一人暮らしで住民票を移していない中大生 には不在者投票の案内をしたり、中大付近の期日前投票所・不在者投票受付の場所のマップをつくったり、各新聞社のウェブサイトがまとめている争点や政策比較・候補者検索ペー ジ・ボートマッチングなどを ipadで紹介しています。
もともと政治や選挙って、すごい人しかできない活動のジャンルではないと思っています。 「女の子なのにすごいね。」、「大学生なのにすごいね。」、Vote at Chuo!!の活動をはじめて、こ んな声をかけられることが多くなりました。ですが、Vote at Chuo!!に入っているのはみんな、ごくごく普通の大学生です。この団体に入って初めて政治や選挙に関心を持ったというメンバーもいます。 今回の18歳選挙権をきっかけに、スポーツや国際交流、ボランティアと同じように「選挙 啓発」というジャンルのサークルが全国の大学に広まっていけば良いなと思っています。
これからも Vote at Chuo!!の挑戦は続きます! ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
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