舛添都知事の一連の騒動を受けて、近いうちに辞任・都知事選挙が行われるという憶測が飛び交い始めています。真意のほどは分かりませんが、都知事選挙に東国原元宮崎県知事が立候補を狙っているとの噂までも。舛添都知事に対して、同じ知事経験者として厳しい批判を繰り返している東国原氏。改めて、最近の同行を見てみましょう。
6日放送のフジテレビ系「バイキング」で行われた「都知事になって欲しい有名人は?」というアンケートでは東国原氏がトップに選出されています。他の出演者から「やっぱり東さんですよ!」と言われると、「まだ、じゃなくて、今はそういう気になれないですよ」と照れ笑い。「まだ?」と突っ込まれると、「前言撤回します。『まだ』じゃないです」と発言。この発言から、都知事選挙の立候補を狙っているのではないか、と推測されています。
また、16日放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル」では、芸能人時代や衆議院議員、宮崎県知事時代を振り返るとともに、最後には「この1、2年くらいに何か新しい目標がでてくる」と発言しています。いろいろな含みを持ったこと発言も、政治家への復帰を示唆しているのでは、と指摘する声も見られます。
東国原氏が政治家としてデビューしたのは2007年の宮崎県知事選挙です。官製談合事件を受け、前知事が辞任。政治への信頼回復が争点となり、既存の政党や政治家への支持が低くなっていました。加えて、自民党を中心とする保守陣営は、候補者を一人に絞ることができず、得票が分散してしまいます。東国原氏も、「タレント」というイメージを払拭すべく、芸能界の知り合いからの応援は全て断るなど、地道な選挙活動を展開しました。その結果、知名度も高く、新人・無所属の東国原氏への期待が高まり、初当選。
宮崎県知事就任後すぐに、衆議院議員への立候補も度々取り上げられるようになりました。当初は自民党から出馬するといった報道や、衆議院議員ではなく東京都知事を狙っているといった報道も流れていました。宮崎県知事の任期を終えた後は2期目の選挙には出馬せず、時間を空けて2012年に日本維新の会から、衆議院選挙に立候補しています。
当選後は地方分権を進めていましたが、当選から1年程の2013年の12月、急に衆議院議員を辞職します。「日本維新の会の原点である理念、政策、方向性が変質・変容している感が否めない」との理由でしたが、あまりに早い辞任でした。
2013年の衆議院議員の辞職以降は、政界から距離を置き、芸能界を中心に活動を行なっている東国原氏。もしかしたら、数カ月後には東国原都知事が誕生しているかもしれません。
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